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校長日記其の五百五十五〜数は力〜

 2月末を迎えたが、現3年生の私立大学受験の結果がこれまでに届いている。本校の多くの生徒が希望している、いわゆる「間関同立」。中でも大阪府にある関西大学は特に人気だ。東高生がレベル的にも目標というより一つの基準、目安として狙う大学となっている。というのも、朝の生徒との会話で、大学の話に出た際に、1年生からは「関大に行けたら...」というセリフがよく出る。会話を深めると、実は国公立大学をめざしているのだが、まずは関西大学、というのが定番になっている。

 目標は高い方がいいという声もあるが、(高校もそうだが)大学は偏差値だけでは測れないし、本当にやりたいことができる大学を選ぶべきだと思う。当然、やりたいことができるというのと偏差値とは無関係ではないので、好きな大学、生きたい大学に行くためには、それなりの勉強が必要になるのは当然だ。その本校生の勉強の「程」を図るのに、関西大学が一つの基準、目安になっていることは確かである。

 その関西大学の、今年2月現在ののべ合格者数が121名(一般入試のみ)となり、本日発売の「サンデー毎日」の高校別ランキングで27位と発表された。昨年に続き、2年連続で100名超となった。単純に結果だけを比較することは難しいが、前述したように、本校生のめざす一つの基準、バロメーターとしては十分に力を発揮できているし、学校力として安定した力が備わってきたと言える。中には、このあと、国公立大学をめざす者もいるが、その生徒達も安心感を得て挑戦できる。大学受験は数だけではないが、一方で、数は確実に力となり得る。他大学、推薦入試も含めて、これまで合格した3年生、本当に合格おめでとう!そして、まだまだ挑戦し続ける3年生、もうひと踏ん張りだ。頑張れ、東高生!

  友人を 同志と呼びて 春の乱