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校長日記其の五百六十五〜校歌上等〜

 本日、3学期終業式。待ちに待った集合形式。1・2年生約640名全員が体育館に集まるのは、約一年ぶり。前回は、令和4年4月8日の大阪府立高校としての開校式典以来だ。開校式典が紅白幕に囲まれて厳かに、また盛大に開催されたのは記憶に新しいし、それに続いて行った1学期始業式で私の講話に、内容はともかく、雰囲気に飲まれた生徒たちが拍手してくれたのも、つい最近のことのような気がする。

 生徒表彰では、国際交流、読書感想文コンクールの表彰に続き、バスケットボール部の選抜選手に選ばれた生徒も表彰した。褒めて伸ばせよとはよく言うが、純粋に生徒の頑張りを称えるのは、本人のためにも、他の生徒のためにも必要だ。

 表彰後の「校長講話」。本日のテーマは『校歌』。もちろん終業式のため、一年間の振り返りは必須だが、先日の素晴らしい卒業式を体感し、その後輩たちに伝えるべきが私の役目と再認識。本来、卒業式には、全員でなくとも下級生が出席し、先輩を送りつつも、卒業式の厳かな雰囲気を味わうことで、自らも次の一年をしっかりと大切に過ごさなければ、という思いに駆られるもの。今年度の卒業生は、入学式もできなかったため、保護者の方優先とし、下級生の出席は必要最小限とした。

 また、『校歌』は学校の校風そのものを表すものとして、卒業後も体に染み付いているものでもある。まして、本校の『校歌』は、かの有名な古関裕而さん作曲。本校生よりも、外部で知った方の方が驚いてしまう。歌詞の意味にも触れたうえで、校歌を清聴したが、さて、どれほどの生徒が自校の『校歌』に誇りを感じてくれただろう。その答えは、一年後にわかる。

  東雲の 空の高さを 知る朝日

 またたく間に過ぎた令和4年度。令和5年度、東高校100周年。新時代を背負う1・2年生に加え、もうすぐ新入生を迎える。時代に乗るのではなく、時代を引っ張っていってほしい。頑張れ、東高生!

【大阪府立東高等学校 校歌】作詞:渡部 元 作曲:古関 裕而 

 東雲の空そめて 生駒山出づる日に あかあかとのぼる日に

  若人の命は燃ゆる 命は燃ゆる

 ああ理想の旗かざし いざやいざ若き学友(とも) 東(ひんがし)の学友よ学友

  進み行かんこの朝ぼらけ この朝ぼらけ