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校長日記其の五百六十七~一つ言わせて、「昨日の話」~

 昨日の話といえば、興奮冷めやらぬWBCの準決勝戦。「村神様、復活!」「大谷、カモン!」など、テレビやネット、スポーツ新聞でも様々な視点で、いわゆる「勝敗の分かれ目」が指摘されているが、これだけは言わせていただきたいので、書く。私にとっての「勝敗の分かれ目」は、何といっても「源田選手のスリーバント」に尽きる。

 野球は「失敗のスポーツ」とも言われていて、打率は3割打てば一流選手だし、どんな凄い選手でもポテンヒットで点を取られて負けることもある。その「失敗のスポーツ」のはずが、『送りバント』だけは、「決めて当たり前」で、なぜか失敗を許してくれない。例えば、昨日の試合で、仮に9回裏に日本が三者凡退で終わったとしても、「大谷が打てなかったら仕方がない」「吉田もアウトになるさ」「今回の村上は調子が悪かったから...」と、最終的に「仕方ない」で済む。ところが、8回裏にもし源田選手がバントを失敗していたら、おそらく「あそこでバントを失敗したから...」と下手すると一生言われるかもしれない。そのような場面で、源田選手はストライクを二度失敗して追い詰められた状況だったにも関わらず、スリーバントを成功させた。個人的には、この瞬間に「勝った!」と思った。野球は「筋書きのないドラマ」とも言われるが、振り返ってみると、実は筋書きがあったと思えることが多い。この「源田選手のスリーバント」も間違いなく勝利への筋書きの一つであった。もちろん試合に答えを出したのは、大谷選手であり、吉田選手であり、村上選手であるが、何事も答えを出すには「過程」がある。その「過程」が狂うと答えも狂う。正確に「過程」を刻んだ源田選手にMVPを差しあげたい。...という私の気持ちだけ書きたかった。

 さてさて、世間の盛り上がりへの便乗はこれぐらいにして、昨日、実は東高生も全国大会で活躍していたので紹介したい。今年度、1年生の「探究学習」の一環で取り組んできた「プレ探究」について、全員が「第10回ナレッジ・イノベーション・アワード」に応募した。高校生部門のテーマは「未来の"私の"仕事」。全国から3,367名の応募があったとのことだが、本校1年生女子生徒が最終選考の7名に選ばれ、昨日、グランフロント大阪ナレッジシアターにて開催された「最終発表会」で見事なプレゼンテーションを披露した。

 さすが全国から選ばれた7名であり、アイデアも発表資料も素晴らしいし、話し方も堂に入ったもの。皆、高校生らしい発想と個性的な視点で新しい仕事観が見えた。本校生は『青学教師』という仕事を発表。『青学』とは、「小学校から大学までの一貫教育」だが、授業形態ではなく、「個人に合った学習内容を学ぶ」、一方で「専門的な内容を学ぶ」など、まさに個別最適化学習の理想だ。自分自身が、学校という場所で「勉強」「成績」にばかり気になってしまうということから発想に結びついたという。

 結果は優秀賞。グランプリには届かなかったが、超満員の会場で素晴らしい発表をした。この経験はさらに生かされること間違いなしだ。頑張れ、東高生!

  ナレッジで 満ち足りた明日 めざさんと

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