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校長日記其の五百八十五〜百年続きますように・・・〜

 本日は、特別な日。何かというと、創立100周年を機に、ソメイヨシノを植樹する。最初に言っておくが、私はこれまで「植樹」という言葉を口から発した記憶がない。加えて、そのようなセレモニーに参加したこともない。そんな人間が、我が東高校の100周年に触れていいのか、まして、挨拶で伝統や歴史に触れていいのか、という葛藤にかられつつ、昼休みにセミナーハウス前の自転車置き場に駆けつけた。

 生徒会役員はもちろん、本日は写真部が記念日を写真に収めようと昼食も取らずに駆けつけてくれた。大層な私の挨拶に続いて、植樹式の名のもとに、リボンのついたスコップを手に取り、土をすくってソメイヨシノの根元にかけた。これまで経験していなかった感覚が湧いてきて、たかが桜の木を...と思っていた自分を恥ずかしく思った。

 そんなこんなで、皆が自分の振る舞いに戸惑いながら始まった植樹式だが、何かしらその歴史と伝統を感じつつ、何やらこれは歴史の1ページに付き合っているぞ、という気持ちがどんどん湧いてきて、結果的に忘れられない式になった。何より生徒たちが100周年を強く意識したこと、放送部、写真部、生徒会が率先して作り上げた植樹式に感動した。

 君と好きな人が〜、100年続きますよぅに〜♪、とはハナミズキの歌詞だが、本気でそう感じる何かがあった。その場にいた生徒が感じたことを、自然に伝えられればと思う。

  100年の 歴史の上に 立つ思い

 放課後は、ダンス部の中庭ライブ。今を楽しむ東高生がここにいる。それはそれで、実に魅力的だ。その一方で、格技室では柔道部、剣道部が気合の声。多種多様、東高生!

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