校長日記其の五百八十七〜動く授業〜
夕方に雨模様になったが、午前中は良い天気。校内をぶらりと授業見学。
中庭では美術の授業で、恒例の写生大会。緑の多い本校は描く場所を選ばない。生徒は皆、描きたい場所を探す。ベンチに座ってじっくり描く生徒。集中しようとしてか、立って描く生徒。一部を切り取って描く生徒。全体の広い範囲を描く生徒。それぞれの気に入った場所で一生懸命描いている。すぐそばを通る私に気づかぬぐらい集中しているようだ。いい感じ。
一方、２年生英語科では、プロジェクタを使用して、英語でのプレゼンテーション。春休みの課題である「外国文化」をテーマに自分で選んだトピックを調べて発表する。短時間で上手くまとめる必要もあるし、質疑応答も限られた時間でスピーディなやり取り。黒板の英文と先生が書いた日本語訳を一生懸命写して、説明を聞くだけの私達の頃とは違い、常に身体を動かし、口を動かし、結果、心が大きく動いている。実にアグレッシブな学びだと思う。こんな授業なら、今になって毎日汗をかきながら英語を学ぶこともなかっただろうと少し恨めしい部分もある。
とはいえ、生徒にチャレンジせぇと言いながら、自分は何もしないのはいけない。少しでも...と学びを進めながら、絶賛自己満足中である。何とかチェンジできるよう頑張る次第。私が一歩進む間に、東高生はきっと５歩は進んでいる。貪欲に吸収、東高生！
あぁそうか！ 身体に満ちる アドレナリン
