校長日記其の五百九十九〜一枚の羽とともに〜
高校バドミントン部の大会は、GWぶっ通しで行われる。大会運営委員は調整もあるが、ほとんど休みなしだ。日々、テレビで見かける「そうですねー、今年は海外へ行ってきます」とか「渋滞は30km以上続いています」とか「人気店で3時間並びました」とかいったGWの様子とはかけ離れている。かといって、これをブラックと呼び、他の日程に変更せよ、とか、外部の方で運営せよと言われても、それは机上の空論に過ぎない。目の前の高校生が今しか味わえない部活動の感動を誰がサポートするのか。今のところ、部員たちを想う教員の心意気しかないのである。
加えて、バドミントン大会は、団体、シングル、ダブルスと、一つの学校につき、何チーム(何人)も出場するため、4つほどの会場に分かれて開催されるため、運営側の教員も各会場に必要になるし、GWや長期休業中のまとまった日程でないと運営も落ち着かない。顧問は顧問で体は一つ。複数の顧問で会場に分かれて付き添うことになる。会場が分かれるため、個人戦など、なかなか自軍の応援も少ないので、選手も気の持ちように苦労する。
本日も、私は関係者として、桜和高校での大会を見学。当会場では、東高校の3年生の女子ダブルスが出場。最後の大会でもあり、気合は十分。泉陽高校との1回戦は、2セット連取で勝利。少し狙いすぎたミスもあったが、2回線に進出。その2回戦は、旧大阪市立のいちりつ高校と対戦。序盤から苦しい展開で、何とか食らいついていったが、結果2セット先取され、残念ながら敗退。二人とも良いコンビネーションで集中していたので、残念だ。勝つ者がいれば負ける者もいる勝負の世界。しっかり受け止めて、次の目標に向かってほしい。
3日に行われた、男子バスケットボール部の4回戦も応援に行きたかったが、見に行けず。残念ながら敗退したとのこと。3年生は、しばらく部活ロスになるだろうが、この先いくらでも目標ができるし、一生懸命になれることも目の前に現れる。一つ一つクリアしていけるように頑張ってほしい。そういう機会になれば、今まで取り組んできた部活動の経験が間違いなく生きる。頑張れ、東高生!
明日もまた 壁を越えゆく 面白さ