校長日記其の六百〜幸せになるために〜
本日７限は「人権講演会」。SNSをテーマに、言葉を操る名人スマイリーキクチさんにお越しいただき、ご自身がSNSのデマの拡散により、殺人犯にされて苦しまれた経験をもとに、一つ間違えばSNSは人は被害者にも加害者にもなってしまうということを話された。キクチさんのお話は、すべて実際にあった出来事であり、投稿者の安易な誹謗中傷、その場のノリや空気による行き過ぎた言動など、加害者側は"悪気はなかった"というが、被害者はその投稿がもとで自ら命を絶ってしまう。その理不尽さを訴え、自分と同じ目に遭ってほしくない気持ち、被害者も加害者も出したくない気持ちが伝わってきた。
キクチさんは、「被害者になって憎しみが湧いたが、憎しみだけでは生きていけない。自分は幸せになるために生きているから、これっぽっちも死にたいとは思わなかった」とおっしゃる。
生きることは誰もが与えられた当然の権利であり、幸せは誰もが遠慮なく手に入れてよい。それを邪魔する権利は誰にもない。自分を大切に、人を大切に、東高生！
ついついは 一度きりでも 許さへん
