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校長日記其の六百十一〜「克己心」にリスペクト〜

 小学5年生の時に地域の少年野球チームに入部してから、大学まで野球をやってきた。その延長で、高校野球の監督になりたくなって高校教師になったので、当たり前だが、野球が好きだ。現在、縁あって、女子バレーボール部に関わっているが、野球とバレーボールはよく似たスポーツであると思っている。それは、ネットを挟んで攻守がはっきりしていることと、3回ヒットできるチャンスがあるという点。サッカーやラグビー、バスケットボールやハンドボールは、一つのボールを奪い合うので、一瞬で攻守が入れ替わるし、常に両チームに点が入る可能性がある。また、ネットを挟むスポーツには、卓球やテニスもあるが、これらは一回で相手コートに返さなければならない。と、まさに独断と偏見、さらにこじつけでスポーツを分類したが、これも一つのHabitということでお許しを・・・。

 Habitはさておき、今日の本題は「陸上」。先述のスポーツは何だかんだいっても、すべて相手と直接対決して点を取り合うスポーツだが、「陸上」は少し趣が異なる。確かに、100m走や200m走など、他の選手と横並びで競うことはあるが、要はタイムで勝ちが決まる。トラック競技以外の投擲や幅跳び、高飛び、三段跳びなど、それこそ順番に投げたり、飛んだりするのだから、いわゆる駆け引きはあるのだろうが、要は記録が勝負を決める。お前は何が言いたいねん、と、その種目の専門家に叱られそうだが、私の言いたいのは、だからこそ「克己心」が陸上の原点であり、その陸上を自分の居場所に選択し、日々努力している部員たちにリスペクトしているということである。

 前置きが長くなったが、本日は、26日から長居第二競技場にて開催されている、大阪高校インターハイ競技大会の主に決勝が行われた。東高校からも、複数の種目に出場しているため、微力ながら応援に行った。気温も上昇し、身体への負担も大きかっただろうが、それぞれ全力を出し切ったことに、まずは、お疲れさんと言いたい。さすがオール大阪、各種目ハイレベルの記録で、3000mや5000mともなると、周回遅れも多数出る・・・と言うよりは、いやはやトップの選手が速すぎるのである。

 見ていても、多くの種目で概ね平均レベルの選手と明らかに上位の選手との力の差が大きい。・・・では、入賞に届かない選手は、この炎天下に、なぜあれだけ最後まで頑張ることができるのかということだが、それが己に克つという「克己心」、昨日の自分を越えたいという気持ちだと思うのである。一週間練習すれば、誰でも1秒速くなるというわかりやすい競技ならば、挑戦する気にもなるだろうが、そんな甘いことはなく、良いときもあれば悪いときもあり、体調を崩すことも怪我をすることもある中で、日々自分の記録を少しでも上回ろうと、一生懸命励むというのは、やはり好きでないとできないし、目標がないとできない。

 そう思うと、周回遅れであろうと、途中で足が痛くなろうと、目の前の選手に少しでも近づきたい、自分のベストを上回りたい、という気持ちが身体を動かすのだと、今日、目の前の選手たちを見て、あらためて感じた。もとより陸上だけにあてはまることではないと十分承知したうえで、本日は天晴れ、明日からも頑張れ、東高生!

  一心に めざすは一歩 先の自分

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