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校長日記其の六百二十一~教育実習、研究授業三昧!~

 本日で、本校卒業生の教育実習生の実習期間も終了。一昨日から始まった研究授業も無事に終了。本人たちもつらかろうが、指導教諭も私も、見学三昧でなかなか体力がいる。見学する限りは、アドバイスも必要だろうと、本人たちの今後のためにも一言二言...いや、三言も四言も述べる。

 それでも、総じて皆、指導計画通りに進めていたように思う。専門的に深くはわからぬが、やはり注目は、生徒からの意見発表の瞬間。発問するのも指名して聞くのも良いが、聞きっぱなしはいけない。40分の1の意見であっても、それを教室全員で共有することに意義がある。自分はこういう意見だが、あの子は別の意見を持っている、いや、思ったよりも賛成が多いとか、えー、そんな考え方もあるんやとか、やっぱりあの子の考え方は素晴らしいとか、それだけいろんな人の考え方や意見があることを知るということが大切で、正解を言えばそれで終わり、では、学校など来なくていい。リアルタイムで知ることに意味がある。

 最近は、アクティブ・ラーニングが当たり前になっているが、ペアワークやグループワーク自体が目的のようになっているケースもあるので注意したい。なぜ、ペアワークなのか、あるいは、グループワークなのか。明確な意図をもって授業をコントロールするのが望ましい。

 しかし、うちの生徒の、真面目に授業を受ける態度は贔屓目なしに感心する。実習生の一生懸命な説明や質問に、その意図を汲んで誠実に対応する。そのまままっすぐ伸びよ、東高生!

  意を汲んで 涼しく答える 夏の風

 相互授業見学週間でもあり、教員の方も研究授業を実施。本日は、1年生の「情報Ⅰ」にて、『CPUのしくみ』を学習。令和7年度から共通テストに加わる科目でもあり、情報収集中である(すでに試作問題は公表されている。現2年生はぜひチェックを!)。それを見越して、関連する様々なエピソードも交えて、細かな説明を立て板に水のごとく講義する。50分とは思えぬ情報量は充実。鍛えて上昇、東高生!

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