カンボジア教員の訪問
6/12月曜日、Edu-prot JAPANの成果報告で来日中のカンボジアの教員二名が東高校を訪問しました。Edu-protは、官民協働オールジャパンで取り組む「日本型教育の海外展開」推進事業です。
カンボジアのシェムリアップから教員養成校副校長のチョイ先生と、その学校を修了して現在は公立小学校の教員であるスレイメイ先生がお越しになりました。スレイメイ先生は、有名な観光地であるアンコールワットでお土産を売る地元の人たちがたった3文の英語だけで商売しているのを見て、もっと子供たちに学校で学ぶ機会を与えなければならないと強く感じて教員を志したそうです。ちなみに、3文の英語とは、
"Hi sir! Do you need a souvenir? Two dollar, please."
「やぁ、だんな、 お土産ですかい? 2ドルでごぜぇます」
午前中半日の滞在で、施設やいくつかの授業を見学いただき、学校食堂で昼食をとっていただきました。日本の学校の普段の様子を見学できて大変喜んでおられました。カンボジアとの学校環境の違いには特に興味を持たれて、お二人はこのような感想を述べられていました。
**家庭科や体育や芸術の授業で生徒たちがイキイキしていた。
**対面授業でもGoogleクラスを活用している。カンボジアではコロナが収まって使わなくなった。
**3つの学科に分かれてそれぞれのカリキュラムがあるのに驚いた
**授業で生徒全員にプリントを配っていた。カンボジアでは紙が高価なので配るなんてありえない。
**職員室に全先生の机があった。カンボジアでは教員が集まる専用の部屋はない。先生たちは授業だけして終わったらさっさと帰る。授業の準備や採点は家でやる。
**食堂のごはん、おいしい。(カラツナ丼を召し上がっていただきました)
などなど、私たちの日常が海外の先生には驚きの連続だったようです。