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校長日記其の六百二十三~ある朝の出来事~

 「百済川」は堺市に流れる石津川水系の二級河川の一つ。自宅のすぐそばを流れているのだが、ここ数年はゲリラ豪雨の増加や頻発する線状降水帯の影響により、水嵩が異常に高くなることがあり、迫りくる激流に、以前とは違う恐怖を感じる。

 写真は、その百済川の今朝の様子。本日は、穏やかな流れだが、よく見ていただくと、鵜が何か口にくわえていることがわかる。朝の出勤時、6時前の光景だが、くわえているのは「鰻(うなぎ)」。写真では蛇のようにとぐろを巻いていて小さく見えるが、私が気づいた時は、鵜のくちばしから鰻が30㎝ほど出ていて、懸命に逃げようともがいている瞬間だった。これは珍しい、とスマホを取り出してシャッターを押したが、長く伸びる鰻の姿を収めることはできなかった(ちなみに、これが鰻であることは生物教師のお墨付きである)。その様子を見ていた鴫も、鰻を横取りしようと寄ってきた。

 実は以前も、同じシーンを見たことはあるが、その時も大雨の後だった。水嵩が増え、上流から流されてくるのだろうか、こんな小さな川にも鰻がいるのかと、食べてもないのに少し嬉しくなった。以前、関西の名物探偵番組でも、「大和川に『青鰻』がいると聞いたので食べたい」という依頼があり、見事『青鰻』を捕まえて食したシーンがあった。同じ『青鰻』ではないか、と想像する。...と思ったが、鵜よ、そんな高級な鰻を丸呑みするのはもったいない。次は、私のところまでよろしく。

 さて、本日は、久しぶりの快晴。風も爽やかで、心地よい。ここ数日、梅雨らしく、どんよりした空が続いていたし、気分を害する出来事もあったため、気分的に少し日記を控えていた。やはり気分の重い時は、書く気も失せる。ただ、逆に毎日書けていたということは、それだけ気分が安定していたのかと、あらためて健康な心身に感謝する。タイトルを「好調日記」にしてみるか...と思ったが、何事も調子に乗ると罰が当たる。地に足つけて、一歩ずつ。ともに進もう、東高生!

  梅雨晴れに 歓声響く 昼休み

 中庭の紫陽花も、今日はひときわ色鮮やか。体育の時間も、久しぶり?のグラウンドでフライングディスク。上手く投げられないので、少し危なっかしいが、その分、笑い声もたくさん。

 昼休みには、今日も、ドッヂボールが飛び交っている。賑やかで平和な時間に、少しほっとする。明日もいい日になってほしい。

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