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校長日記其の六百三十二〜静かで賑やかな一日〜

 今日で6月も終わり。早いと言えば早いし、夏はまだと言えばまだ。複雑だ。

 今日は、雨が落ちぬ水分多めか、厭な事件が多いからか、朝からどんより、肌を圧すような重~い空気。気温の高さも合わせて、生徒の様子は如何に・・・と朝の「京橋門」へ。

 生徒の方は、親の心子知らずで、のほほんと歩いてくる。その度に、自身恒例の「テスト勉強したか?」「今日はバッチリか?」の問いに、今朝の生徒は100%「はい、やりました!」「バッチリです」と返してくれる。一人残らず、同じ回答に、ほんまかいなと怪しむが、生徒たちは涼しい顔。信用すれば良いのだが、立場上そこまで深く知る由もなし。担任に確認するしかない。

 そこは、テストの結果を待つとして、本日はもう一つのイベント、PTAの大学見学会。関西大学と大阪公立大学を見学する。朝の「二桜門(正門)」にて、生徒たちを迎えた後に、ある保護者の方曰く、「遠足のよう」に出発。コロナ禍でバスでの移動は3年ぶり。私も赴任後初の手を大きく振ってのお見送り。

 その後、午前は事務仕事とアルバム写真の撮影。昼食後、予定より早く写真屋さんが到着。慌ててネクタイを締めて、セットしようもない無駄な髪の毛を気持ちだけ整える。写真屋さんに「少し斜めに」「もう少し笑った方が」「本を読むのもどうですか」「分厚い辞書など」「もう少し上向きで」等々、言われ放題で撮影される。その上、これでどうですか?という確認もなく、去っていく。どんな写真になるやら、少し不安で楽しみだが、どうしたってこの顔が変わるわけもない。

 写真撮影のあとは、大学見学会に合流しようと、大阪公立大へ向かう。聞くと、関西大からのバスの出発が少し遅れたとのこと。とはいえ、早く着くやもしれぬと、学校を出る。JR杉本町駅から入る大学の門には「杉本門」とある。「杉本町門」でないのが気にはなるが、東高校の「京橋門」と通じるところがある。

 集合場所の学術情報センター到着は13時40分。開始予定の14時までにはまだ時間はあるし、バスの出発が遅れたということなので、ロビーで静かに勉強している数十名の公立大生の姿を感心して眺めながら、余裕でバスの到着を待つ。そろそろ14時。まぁまだだろう、と思いつつ、また読書しながら待つ。14時10分、そろそろ来るかなと、バスの姿を気にしながら待つ。14時15分、やっぱりまだかと思った時に、ロビー奥の扉から担当の先生を筆頭に保護者の方が続々と部屋から登場。すでに、終わった感を醸し出している。

 聞くと、13時35分頃に到着し、すでに説明が終了したという。まさに、ニアミス。私にとっては、思わぬ静かに「待つ」時を過ごすことになった。以前にも言ったが、こういう有事にこそ、ついつい占いを確認する。12位!なるほど、そう来たか。保護者の皆様、朝のバスで、「合流する」と伝えたにも関わらず、今日の合流は中途半端。次回は必ず。

 ただ、遅ればせながらも、数名の保護者の方と会話し、皆さんの子供さんを思う気持ちを改めて感じた。その一方で、購買の美味しそうなチュロスを爆買いする姿が微笑ましく、実に人間味を感じた次第。見学終了後、私は公立大教授との情報交換で居残りのため、朝と同様、またもや手を降ってバスを見送ることになった。

 参加された保護者の皆様には、お忙しいところありがとうございました。本日の見学会を新たな刺激として、今後もTEAM HIGASHIとして、引き続き、生徒たちの進路実現にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。先生と会話を、親と会話を、東高生!

  本日は お見送り芸人と なりにけり (芸人ではないな...)

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