校長日記其の六百三十六~早起きは命を救う~
東高校の京橋門は、電車通学の生徒が利用する便利な出入口。朝は8時25分で閉まるため、遅れた者は、グルっと遠回りして、二桜門(正門)までの約500mを小走りに向かわなければならない。それはそれで、生徒指導の一端なのだが、国道1号線の信号が割とやっかいなのである。
本校の生徒は、慣れているので、気にせず認識しているが、実は、京橋門すぐの信号と、その少し東(京橋駅寄り)の信号とは、信号の色の変わり方が逆なのである。京橋門近くの信号は、まず、西行きが青から赤に変わり、その後、時間をおいて東行きが青から赤に変わる...が、その下の直進と右折の矢印が青になる。一方、駅よりの信号は、まず東行きが赤になり、その後、時間をおいて西雪が赤になり、その下の直進と右折の矢印が青になる。言葉で書くとわかりにくいが、どちらも赤になる瞬間があり、矢印の存在を知らなければ、誤って渡ってしまいそうになるのである。
実際に、今朝は、その赤信号になるかならないかのタイミングで、わざとらしくガニ股で自転車片手運転の男性がやってきて、横の信号をちらと見て、これ幸いと1号線を渡りかけたのだが、当然、青矢印は点灯中。結構なスピードで、トラックがその男性のすぐ横を駆け抜けた。驚いたのはトラックの方だろうが、自転車の男性は、青矢印を見ていないので、逆に「お前、信号無視ちゃうん?」みたいな顔でトラックを睨んでいる。見ていたこっちはヒヤリとしたが、このような状況での交通事故も多いのではないか。
自転車にはヘルメット着用が努力義務になったが、まだまだ浸透していない。イヤホンをつけて走っている生徒もいる。これも曲者で、本人は音楽を聴いているので、気配に気づかない。曲がり角をかっこよく曲がったつもりでも、その後ろで、高齢の方や子供がヒヤリとしているなんてことは日常茶飯事だ。はたから見ると、よくわかるのだが、当の本人は気配も感じないし、後ろが見えないので全く気付かない。
生徒の登下校時も、狭い歩道に、交通量の多い国道1号線。交通事故を遭わないためにも、朝型のリズムを構築するためにも早めの登校が望ましい。早寝早起き、東高生!
朝型の リズムが受験を 征服す