校長日記其の六百三十九〜安全第一〜
7月1日から道路交通法の一部改正により、16歳以上のものであれば、電動キックボード等について免許がなくても利用が可能となった。ある意味、自転車と同等の扱いとなったので、利用しやすくなった。一方で、自転車乗車時のヘルメット着用は、現在努力義務で今後義務付けられていくとのこと。
最近、警察官の方が、ヘルメットを被っている姿を見かけるが、当初は違和感があったが、少し見慣れてきた。原付バイクにヘルメットが義務付けられたときや、自動車のシートベルトが義務付けられたときも、当初は面倒だと思ったが、やはり安全第一で、命には変えられない。最近の自転車も性能が良くなり、スポーツ用はもとより、電動アシスト自転車も結構スピードが出る。後ろに子どもを乗せて、汗をかきかき、一生懸命ペダルを踏むお母さんの姿よりも、どちらかというと、狭い歩道や人の多い道路をスピードを上げてすり抜けていく姿の方が目につく。一つ間違えば、大事故につながるシーンを見るとヒヤリとする。何事も便利は不便、何かを得れば何かを忘れるのが人間の性。とはいえ、後ろに乗っている子どもさんの可愛い顔を見ていると、他人事とは思えず無事を祈る。
電動キックボードの話に戻るが、7月初めにいきなり男性の転倒事故のニュースがあった。だからではないが、当然、本校でも電動キックボードでの登下校は禁止している。先日も「早起きは命を救う」と書いたばかりだが、交通ルールを守って、被害者にも加害者にもならないよう、一人ひとりが気をつけねばいけない。自分が交通ルールを守ることはもちろんだが、逆に、車から自分が見えていると信用してはいけない。命を落としてから、「相手が悪い」と言っても遅いのである。
ちなみに、シーンは違うが、私は、電車のホームで一番前に並んでいる時は、後ろから酔っ払いがぶつかってきても、後ろの方が急に前に倒れても大丈夫なようにしっかりと足を踏ん張っている。笑われるかもしれないが、私自身はいたって真剣である。
毎日の ヒヤリハットを 記憶する
前にも言ったが、生徒諸君は、時間的余裕をもって登校すること、早起き推奨、東高生!