【1年生 総合的な探究の時間】論理コミュニケーション 第5回「事例に《経験・観察》を書く」
今回の1年生の「総合的な探究の時間」論理コミュニケーション第5回は、探究推進部の教員がGoogleMeetを用いた遠隔授業で、全クラスに向けて「文章の設計図の【事例】に、《経験・観察》を書く」という取り組みを実施しました。
論理コミュニケーションにおいて、《経験》とは「自分自身がこれまで実際に行ったこと」、《観察》とは「その人の周囲で実際に起こったことを観ること」と定義されています。
それらの《経験・観察》を書く際に注意するのが、「どうした」という述語に対する、主語「だれが・なにが」と、「いつ」「どこで」の具体的な情報です。実際に演習問題を解いてみて、クラスの中で自分の書いたものを交換し、それらの4つの情報がそろっているかの確認をおこなってみました。
これは小学校4先生の国語の授業ですでに習っていることなのですが、意識して書いてみないと4つの情報は意外と欠けてしまいものだということを、生徒たちも今回の演習で実感していました。
また、誰にでも当てはまることや、自分の見える範囲より大きい情報で事実を記述すると、それは事実ではなく推測になるということもあわせて学習しました。あくまでも、自分のこと、自分の周囲のことという「実際に見えていること」を書くことで、そこに独自性が生まれるという視点が重要なのだということを、これからも生徒のみなさんには意識してもらいたいと思います。