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校長日記其の六百四十四〜新たな選択肢〜

 本日の中庭ライブは、フォークソング部。ここ数日では、少しマシな暑さでもあり、予定通り、中庭で開催。弾けるような音楽で皆で一つになった。・・・というのも、残念ながら、あくまでも想像。実は、同時間帯は、4階視聴覚室で「台湾の大学」についての説明会。窓の外から控えめに聞こえる演奏を聞きながら、観客の姿をイメージした次第。私自身は、15日(土)の専門学校開催のライブでの生演奏を体験しておいて良かった。暑いけど頑張れ、フォーソン部!

 説明会の方は、台湾留学センターの安蒜(あんびる)美保様にお越しいただき、英語科1・2年生+希望者を対象に、台湾の大学について説明があった。昨年、台湾の6大学と連携協定を結んでいることから開催したが、大学の説明ばかりでなく、ご自身の経験をもとに、日本の現状と世界、台湾の未来予測を前提に、日本で一生を過ごすことの意義を問われるような深い話をいただいた。

 いきなり日本の賃金が世界と比べて全然上がっていないという話を聴くと、最初は、私には関係ないのだけれど・・・と俯きがちの生徒たちも、急に身体がシュッとなり、話を聴いてみようという気になったのが、後ろからでもわかった。英語、中国語などの語学力は当然として、進んでいるプログラミング学習など、高いレベルで学べることに加えて、若いときこそ苦労は買ってでもせよ、と甘い話だけでなく、生徒たちの将来を思って話をされた。

 これまで約2,500名の台湾への大学進学者と面談されていることもあり、良い面も大変な面も承知の上で、行きたい人を応援するという姿勢に共感を持った。今日の約80名の何人が台湾へ進学するかわからぬが、選択肢として自分の中に落とし込み、条件が合えば行くだろうし、多くの者は行かないという選択をするかもしれないが、大切なのは、後悔しないこと。商売人気質である私から言えば、今日の話は、聞いて全く損のない話である。ありがとうございました!自分の一生、自分で決めよう、東高生!

  人生が 2時間経由で 変わるかも

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