朝8時前、各ホストファミリーと共に、生徒たちはBream Bay Collegeに集合。土曜日で休みのため、他の生徒は来ない。
私たちはいつも通り、二人の生徒を受け入れてくれた副校長先生の車で一番に到着。静かだった朝が、一組到着するごとに賑やかになる。皆、いつもの明るく笑顔ではあるが、今日はお別れの日でもあり、寂しさも見える。
今回強く感じたのは、ニュージーランドのホストの方々のほんとに温かいホスピタリティ。生徒もある程度のおもてなしは期待していたであろうが、それを遥かに上回る愛情と態度で現してくださった。教員からも各家庭にお礼を述べたが、その度に、逆に向こうから「He is Good boy!」「She is Good girl!」とうちの生徒を褒めてくれ、こちらとしては恐縮するばかり。
ホストの方々の温かいお言葉に甘えつつ、私から見た今回の生徒たちの良かった点は「積極性」に尽きる。(当然参加を希望したのもそうだが)何をするにも自分から積極的に動いていた。特に海外に行って一番やってはいけないことが日本人同士で固まることだが、彼らにはそういう面が少なく、ホストとともに現地の友人の輪をどんどん広げていった。校内では、BBCの生徒たちが次から次へ「Hello!」と心を開いて挨拶してくれるので、何も壁を感じることなく接することができる環境も大きかった。SNSの発達も彼らの人間関係を広げる貴重なツールであるが、今回たくさんの人に直接会って会話し、同じ時間を過ごしたことで、生徒たちのコミュニケーション能力も(もともと持っている生徒たちだが)、格段に向上したし、英語力も、到着した頃よりも「リスニング力が確実に上がりました!」「英語に自信がつきました!」との声があるほどに、個々に上達を実感している。
現地滞在一週間は生徒たちにとっては少々短い気はするが、現状致し方なし。これをきっかけに次からは自分でもう一度NZへ、あるいは他国で新しい文化を体験する。そういった海外へ飛び出す意欲を強くさせるのもこの研修の目的だ。コロナ禍も明けた今、留学のチャンスもある。好奇心旺盛な彼らの未来ある、伸びしろある人生はこれからだ。じっくり楽しませてもらおう!頑張れ、東高生!
一を知り 十を知りたし 空駆けむ
BBCの校長先生、副校長先生をはじめ、本当にたくさんの先生方、学校関係者の皆様、そして、ホストファミリーの皆様、一週間想像以上のおもてなしをありがとうございました。生徒たちは、またいつか成長した姿を見せに行くと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。また、来年、BBCの生徒さんたちが東高校へ来られることを心よりお待ちしております。
OSAKAの 心を込めた 倍返し
最後の一言は、帰りのフライトで「半沢直樹」を見た影響...とご勘弁を。