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校長日記番外編〜NZ研修記その12(完)〜

 「残りたい」という生徒も少なくないが、いよいよ大阪へ向けて出発。オークランド空港には10時30分に到着した。その3で触れたラグビー遠征の甥っ子からは「今オークランド」と観光地の動画とともに連絡あり。普段全く会わない甥っ子とNZで会えたら実にオモロイと思っていたが、見事に入れ違い...と、個人的な話はさておき、こちら帰りも行きと同じくマレーシアのクアラルンプール国際空港で乗り継ぎ、関西国際空港には5時45分到着予定。
 早めに着いたので少し空港内をゆっくり散策できるかと思っていたが、やはりチェックインから荷物検査までに時間を要し、何とか30分確保できただけ。それでも生徒たちは最後のNZの雰囲気を十分に楽しんでいた。
 約11時間と体力のいるフライト後、クアラルンプール国際空港には、現地時間20時50分頃に到着。搭乗開始の21時15分まで20分しかないが、ここでも30分の自由時間を確保。店舗ではマレーシアドルでの表示のため、レジで必死に確認。1ドル=36円とのこと。スタバでコーヒーやマキアートを購入した生徒たちが、ドルの違いに気づき、(え、これいくら?もしかしてめちゃ高い?)と一瞬驚くが、円を聞いて安心。まぁ、大きなサイズしかないので、高くはつくが。
 さて、ついに関西国際空港行きのフライト。マレーシアを始め、たくさんの外国の方々の中に日本人か少々、という感じの機内。これだけの外国の方々が大阪に来られているのかとあらためて実感。マレーシアも暑いが、今の大阪の暑さにこの方々は相当驚くだろうな、後悔だけはしないでほしいなと、老婆心ながら真面目に思う。ぜひ大阪を存分に味わってくださいね。
 体調不良の方がいて、クアラルンプール出発か遅れたため、到着は、予定より約40分遅れの6時25分となった。朝早く迎えに来られている保護者の皆様もさぞ心配であろうと思いつつも、私たちは大人しく待つしかない。
 無事到着後は、荷物を素早くゲットして集合。私から生徒たちに研修の総括をして、ゲートを出る。生徒たちの顔を見て安心される保護者の皆様のお顔を拝見して、こちらもホッとする。皆で無事を喜びつつある中、ゲートを出たところのモニター掲示板に「大阪府立東高等学校ニュージーランド研修チーム Welcome back to Osaka!」の映像が!本校教員の粋な計らいで盛り上がる。せっかくなので、そのモニター前で写真を撮影しようと皆で整列したが、なかなか次の映像が出ない。諦めかけた頃にやっと移りだして、みんなでパチリ。記念撮影となった。

 お決まりの文句ですが、家に帰るまでが研修です。本当にお気をつけてお帰りください。参加生徒は、見えない疲れが残っているかもしれませんが、暑い大阪にもいいところがあるので、地元民として、熱中症に特に注意しながら、次の目標(みんないっぱいやることあるなぁ)に向かって、頑張るのだ。経験を活かせ、東高生!

  海外の 経験生かさな 損でっせ!

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【参加生徒の保護者の皆様へ】

 この研修期間中、いろいろとご心配をおかけしていたと思います。実際にいろいろなことが起きましたが、その都度、生徒たちは皆冷静に対応してくれました。そのおかげで、何とか20名全員無事に連れて帰ってまいりました。帰国時も、朝早くからたくさんお越しいただき、ありがとうございました。生徒たちも安心したと思います。生徒たちにとって、この10日間は、単なる海外経験だけでなく、知らない方々との出会いや自分で動く力、相手に伝える努力と工夫、相手の気持ちを理解する力、そして、受け入れてくれたBBCやホストファミリーの方々の「人の愛情や温かさ」という根本的な感情を肌で感じたと思います。これからは、自分が受けた感情を大事にしながら、今後出会う方々に与えてくれれば最高です。一緒に成長を見守っていきましょう!本当に、ご支援、ご協力ありがとうございました。心より感謝いたします。