校長日記其の六百五十五~もう2学期?さぁ2学期!~
本日は、2学期の始業式。9月1日の始業式はもはや過去のこととなり、ほとんどの学校は今週のどこかで2学期が始まる。エアコンが設置されたことにより、暑くて勉強に集中できないという言い訳がきかず、数十年前とは異なる猛暑日の数と反比例するように、2学期の開始が早まっている。多くは必要とされる授業日確保のためだが、大学進学という生徒の目標を達成するには、まずは授業からというのが一般的な考え方。ただし、それもこれも生徒個人が夏休みをどう過ごしたか、2学期をどう過ごすかによる。いくら環境を整えても、本人の意識が低ければ結果には結びつかない。とにかく頑張ってほしい。
さて、実は、1学期終業式では、生成AIについて、大事なことだからと少々喋り過ぎてしまった。だからというわけではないが、本日の講話は、2学期をどういう意識で過ごしてほしいか、学年ごとに「キーワード」とともに簡単に話した。
3年生は、「ブレずに過ごす」。夏休みを有意義に過ごしたか、いくらか無駄にしたかに関わらず、今一度立ち止まって、自分を見つめ直し、約あと半年をどう過ごすか、自分の中の優先順位を明確にして過ごしてほしい。当然、「第一志望」の進路実現が最優先にし、ブレずに過ごしてほしい、と。
2年生は、「ホスピタリティ」。NZ研修では、NZの方々のおもてなしの心を肌で強く感じた。日本のホスピタリティも海外では高く評価されているが、「ホスピタリティ」というのは、単に相手をもてなす気持ちのことだけでなく、おもてなしを受けた方がその嬉しさや喜び、そして感謝の心を表すことも含めて、相互理解、自他尊重の心をさす。2年生は修学旅行や研修旅行などの学年行事を控えているので、強く意識してほしい、と。
1年生には、少し小言になるが、少し学校に慣れてきて、いい意味では高校生としての自覚が出てきたと言えるが、「こなれた」部分もあり、入学時の新鮮な気持ちを忘れているのではないかと思うところが見られる。例えば、入学時は、自分からアンテナを張って、先生や先輩の話を一生懸命自分から聞いていたのが、6月くらいからは、耳に入ってくる情報を待ったり、自ら動くという姿勢が見えなくなったりしている。今一度、本校に合格した時の気持ち、入学式の時の気持ちを思い出してほしい、と。
100周年の東高校。全員が少しでも充実した2学期を過ごしてほしい。そのためには、一人ひとりの心がけしかない。頑張れ、東高生!
猛暑日を 上回るほどの 情熱を