校長日記其の六百七十二~朝の顔~
先週のE-Fes文化の部を大盛況で終えた生徒たち。昨日の代休と一昨日の連休をどう過ごしたのだろう。あらためて部活動に精を出した者。さぁ、受験勉強!と切り替えた3年生。行事ロスで二日間呆けてしまった生徒はいないだろうが、解のない二日間、各々有意義な連休であってほしい...と思いつつ、生徒の「朝の顔」を確認しようと、いつもより少し早めに京橋門へ。
すると、私より早く門のそばに誰か立っている。出遅れたか、と思って確認すると、塾の宣伝でティッシュを配布している。学校の敷地外なので、法律的には違反ではないだろうが、マナーとして、そんな場合は、配布している学生に、「ごめんやけど、少し離れてくれるかな?」と優しくお願いする。今朝も声をかけようとして、ふと見ると、卒業生。それも、昨年度図らずも素人監督を務めた女子バレーボール部のもと部員。1学期にも、もと女バレ部員が同じように配っていた(明日も来るらしい)し、もと男バレ部員もいた。何や、もとバレーボール部はティッシュ配りのバイトが伝統か?と思いつつも、会えたのは嬉しい。生徒の「朝の顔」を気にしつつも会話する。滋賀の大学に片道1時間半かけて通っているとのことだが、「めっちゃ楽しいです!」とのこと。(そらそうやろ、大学なんて、ある意味『大人子ども』が許される、人生で一番楽しい時間やからな)と思いつつ、卒業生の満面の笑みに、こちらまで嬉しくなる。とはいえ、先ほどの「門から少し離れて配る」ということだけは伝えねばならないため、しっかりと伝える。もう一人のバイト生とともに、明るい笑顔で、8時20分には全部のティッシュを配り終えた。また、会おう。
話が逸れたが、せっかく早めに門に立ったのに、京阪電車が遅延とのこと。いつもより生徒が少なめの登校になったが、生徒達の今日の「朝の顔」は、総じて明るかったし、しっかり目を見て、笑顔で明るく挨拶する生徒も多かった。これが行事効果であればなお嬉しいが、それは今後の様子を見てからか。行事一つで生徒は変わる。心開けば、勇気も得られる。欲目かもしれないが、チャレンジできる生徒が増えてきた。このまま一気に自分の壁を乗り越えよう。眠っていたチカラを呼び覚まそう。一つ上の目標へ、頑張れ、東高生!
これまでの 景色が大きく 変わる朝