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校長日記其の六百八十六~就活から学ぶ~

 3年生は、自らの第一希望の大学に進学するために受験勉強に励んでいるところだが、先日、新聞に「就活」を終え、内定を決めた学生たちの就職に対する考え方や感想が掲載してあった。

 まず、どうやって会社を選んだのか?という問いに、ある女子学生は、「性格がよく似ている友人が人材業界をめざしていたので、自分にも会うかもと思って説明会に参加した」と答える。一方、ゲームや漫画に親しんでいる男子学生は、「サービス関連の仕事なら、志望動機を自分の本心、言葉で語れると思った」と、きっかけは様々。

 先日の日記にも取り上げられていた「インターン」についても、「リモートのインターンでは社風などがわからなかったので、対面のものをもっと言っておけばよかった」「実際に行ってみて、社風が合わなかったり、自分の適性がわかったりしたのでよかった」と話す。

 事前に提出するエントリーシートについては、「人に見せずに提出したが、振り返ると、自分の主観だけで書いていた。他人の視点や社会人の視点が必要だった」「どこを受験するにしても、最初にしっかりと自己分析しておくこと」と話す。現3年生に就職希望者はいないが、大学卒業後には皆が通る道。焦らないためにもいろんな情報を収集しておくほうがよい。

 就活はまだ先だが、指定校や限定校推薦の面接選考は、すぐそこ。私は、毎年、その該当者全員の模擬面接を行っているが、当然、「なぜ、うちの大学を選んだか?」の問いには、しっかりと説得力を持って答えてもらわなければ困る。志望大学の他大学との違いや魅力についても語ってもらう予定。自己分析とともに、しっかりとその大学の特色を理解していることが前提だ。安心するのはまだ早い、しっかり学ぼう、東高生!

  敵を知り 己を知りて 明日開く