最新情報・お知らせ

校長日記其の七百六〜頭を覗く〜

 本日も研究授業を実施。「生物基礎」の実験ということで、これも多数の教員の見学を得て始まる。

 テーマは「ニワトリの脳の観察」。『ニワトリ』と可愛くカタカナにしたとて、鶏は鶏。その脳の現物を初めて見る1年生。どんなものが出てくるのだろうと、少しビクビクした様子のなか、教員が取り出したのは犬の餌としてどこのホームセンターでも購入できるという鶏の頭の缶詰。一瞬拍子抜けしたのち、少し安堵の笑顔になる。その反応を楽しむように、担当教員が鶏の頭を配ってゆく。

 生徒たちはもちろん、見学だけでは飽き足らぬ教員もピンセットを持ち、ワクワク?している。いざ、ピンセットで「とさかを取りなさい」「耳の穴を確認せよ」「脳を明らかにせよ」と言われても、失敗を怖がる気持ちは同じ。恐る恐るピンセットで探りながら、鶏の脳を明らかにする。

 上手く解剖できたところは、黒板に記載された脳の絵で、大脳、小脳、脊髄・・・と順に確認し、自分たちの行動が間違っていなかったと気づく。上手くいかなかったところは予備の鶏頭をもらって再挑戦。何事も現物、実践が学びの近道。自らの気付きを増やそう。頑張れ、東校生!

  鶏頭と なるも牛尾と なるなかれ 国語で聞いた 言葉の中身  

 ※一般的には「鶏口牛後」。あしからず・・・。

20231101_143845.jpg20231101_145454.jpg