【1年総合的な探究の時間】プレ探究Ⅰ・Ⅱ
10月23日(月)と11月6日(月)の1年生の「総合的な探究の時間」では、新たな取り組みである「プレ探究」がおこなわれています。
これまでの「なぜ学ぶのか」「論理コミュニケーション」の取り組みを踏まえて、いよいよ生徒たちは「探究活動」の門をくぐります。その第一歩として、10月23日の「プレ探究Ⅰ」は体育館での全体ガイダンスを実施し、探究推進部の1年総合探究主担の教員より、スライドを用いての講話をおこないました。
探究は「日常の謎」をさまざまな視点から見つめ直すことがスタート地点となること、何かを究めるためには「インプット(文献や観察、実験などによる)」の量が重要になること、そのことで「世界への解像度を上げる」ことが重要である、という3点について、具体的な例をまじえつつ担当教員が話す様子を、生徒たちは真剣に聞き入っていました。
11月6日の「プレ探究Ⅱ」では、「プレ探究Ⅰ」のときに生徒たちに課された「日常の謎を見つけてくる」という宿題をもとに、生徒たちは各クラスでプリントのワークに取り組み、日常の謎をキーワード化し、そのキーワードをもとに、次の「6つの問いの類型」に合わせて「問い」そのものを多視点化する取り組みをおこないました。
①言葉の意味や定義に関する問い ②物事の原因や理由に関する問い
③物事の信ぴょう性に関する問い ④何かと何かの比較に関する問い
⑤実事例や先行研究に関する問い ⑥物事に対する影響に関する問い
これらのワークを経てできあがった「新たな問い」をもとに、自分の追究したい教科を選択し、次の「プレ探究Ⅲ」から「プレ探究Ⅴ」までは、普通科・英語科・理数科を越えた4名の班を編制して、自分の「新たな問い」と他のメンバーの「新たな問い」を再びキーワードに分解し、「班としての新たな問い」を見つけ、文献を探して実際に読む取り組みをおこないます。ここからがいよいよ探究の本番、生徒たちには踏ん張って(頑張って、ではないのがポイント。探究に必要なのは踏ん張りです)ほしいと思っています。