校長日記其の七百十六~チームで自分試しを!~
本日、2年生は終日模試。なかなかハードな一日となった。放課後の部活動をちらと見学したが、いつも元気な生徒が今日は何やら大人しい。「声がないけど、どないした?」と声をかけると、「模試で疲れました」と言う。「そうか、疲れたか。でも、元気のええとこが君のええとこやから、声出していけよ!」と励ますと、「はい、頑張ります!」と元気に答える。慣れない試験の長丁場に皆少々疲れ気味。
とはいいつつも、2年生は一年後には本番を控えている。国公立大や私立大など、目標は様々だが、最大の不安は来年度から始まる大学の新入試。新学習指導要領の改定に伴い、問題の傾向が変わると言われ、予想問題も公表されているが、各学校ではその対応に追われている。本校も例外ではなく、今の2年生により安心して自信を持って入試に臨めるよう、補習を始め、いろいろなアドバイスをしている。
その中で、本日、模試終了後に2年生に案内したのが、「共通テスト・トライアルゼミ」。共通テストを確実に乗り越えるため、昨年度から2年生を対象に実施している。趣旨としては、時期や受験科目の多さから敬遠しがちな国公立大学受験者を少しでも増やしたい、そのために、仲間、チームを意識して取り組もうというもの。そして、そもそも「共通テスト」がどのようなものか、3年生になるまで手をつけない者も多いので、まずは2年生のうちに、「知ること」から始めようというもの。昨年は、国数英の有志教員で講座を担当してくれたが、生徒たちからは、「やって良かったです」「共通テストがどんなものかわかりました」「今から攻略法を考えます」という肯定的な意見ばかりで反応は上々であった。
特に、来年は先述の新大学入試となるため、さらに不安も大きい。ということで、外部専門塾講師にお願いし、共通テスト問題を解くというよりも、新入試を「より深く知る」「傾向を探る」ことを重視した。国公立大学受験のハードルを少しでも下げて、もともとポテンシャルの高い生徒はたくさんいるので、そんな生徒たちが自信をもって受験してくれれば嬉しい。
「トライアル・ゼミ」の受講人数は、講座の都合で先着100名。明日から28日(火)までの指定された時間に限り受け付ける。ぜひ、この機会を逃さず、自分のやる気をさらに高めよう!Challenge,Connect,Change!頑張れ、東高生!
敵を知り 己を知りて 盤石に