最新情報・お知らせ

校長日記其の七百十七〜聖徳太子に見守られ・・・〜

 本日は、第2回オープンスクール。たくさんの申し込みがあり、本当にありがたいこと。午前中は、公開授業だが、私は、一部の生徒が出場する「探究EXPO2023」に同行。「探究EXPO」は、四天王寺大学さんのご厚意により、桜和高校、汎愛高校、咲くやこの花中高と東高校の4校が、探究学習の成果発表に加え、ダンスやバトン、漫才など、各校の特色や強みを披露する場。会場は、立派な聖徳太子像が舞台後方に控えている大講堂。180度を越える座席を設置した発表には最高の舞台。

 各校の生徒たちも、思わぬ会場にテンションも上がり気味。東高校の生徒も元気いっぱい。2年英語科の探究活動はSDGsをテーマに「京橋」をゴミのない街にするため、先行事例や様々な試みを元に行った。2年普通科の探究の2つの班は、どちらも「教育」。保育士になりたい班は「日本のアニメが子どもたちに与える影響」で、教員になりたい班は「年齢による授業への関心度の違い」について。どちらもアンケートの対象人数が増加した点は、説得力が生まれるので非常に良いこと。今後の展望も、2月の全体発表会を目処に可能な範囲で調査研究に取り組もうとする意欲を感じた。

20231118_112556.jpg20231118_114939.jpg

 1年英語科の3名はレシテーション(英語暗唱)。初めての大舞台にもかかわらず、それぞれ自分の力を発揮できたと思う。大学の先生からは、言葉の抑揚や「sh」の発音「action」の「n」の発音にお褒めの言葉をいただいた。

20231118_094921.jpg20231118_095016.jpg20231118_095157.jpg

 他校の発表も、探究活動の発表や全国レベルの迫力あるダンス、女子生徒二人の漫才や中学生のけん玉など、多彩な内容だった。ちなみに漫才の二人は、私の前任校で、昨年度「ハイスクール漫才」の準優勝組。今年は優勝を狙うという。さらに余談だが、この二人の先輩は、私が教頭時の生徒会長で、同大会の優勝者。現在も「彗星チークダンス(もと「田舎のくるま」)」として、知る人ぞ知るぐらいの感じで地道に頑張っている。早く売れてほしいという応援の気持ちを込めてコンビ名を公開した。

 けん玉の男子生徒は、フリーススタイル大会の日本一。巧みな技で会場を魅了したが、其の合間にちょいちょいマイクでよく喋る。その内容を聞いていると、「コロナでけん玉を始めた」「憧れの選手のYou Tubeやオンライン講座を見て練習した」「できることが増えるとどんどん上達したくなった」とその経過が面白い。聞いているうちに、「ん?これって立派な探究やないかい!」と、感動した。そのまま論文にまとめたら、自分の興味関心をテーマに、この技はこうしたらできるという仮説を、自分で試行錯誤して検証し、実際身につけた技を論理的に解説すれば出来上がりではないか!いやいや、後進畏るべし!

 ということで、各校それぞれ発表の形は違うが、高校生の熱を感じたし、他校の空気にお互いが刺激を受けたと思う。舞台後ろの聖徳太子像も「良し、良し・・」と満足気。井の中の蛙、内弁慶にならぬよう、広い世界を感じてほしい。視野を広めよ、東高生!

  探究の 深まり感じ したり顔

 さて、朝から生徒たちのいい表情を見たあとは、学校に戻ってオープンスクールの様子を確認。第1回の説明会が終わったばかりで、校内に人が溢れている・・・感謝、感謝。生徒有志のサポートスタッフもフル回転。中学生、保護者の皆さんを校内ツアーで案内しながら、上手く説明していて、こちらも一安心。案内係のある生徒は、「友人が休んだので...」と、友達の担当時間まで律儀に役目を果たしている。その責任感にこれまた感謝、ありがとう!

 校内を巡回していると、ある親子から「始業時間は?」「土曜授業はありますか?」との質問。質問に答えた後、「説明会はどうでしたか?」と聞くと、「9月のオープンスクールの時に聞きましたので」とおっしゃる。何とリピーターの方。娘さんと二人で参加していただいたが、それほど関心を深めていただいていることに本当に感謝。後で聞くと、他にもそういう方が少なくないようで、こちらとしても現場100回ではないが、何度もご覧になったうえで、選んでいただければ言うことはない。

 東高校は、来年度も普通科5クラス200名、理数科2クラス80名、英語科1クラス40名の計8クラス320名募集。学校としては、入学生全員が卒業時に「東高校に入学して良かった」と感じてくれるよう、確実な進路実現をめざして、情熱を持って取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いします!