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校長日記其の七百二十九〜サインを見逃さない〜

 本日、PTA・教職員合同の人権研修会を開催。「学校でできること」をテーマに、本校スクールソーシャルワーカー(SSW)の小倉歩先生にご講演いただいた。小倉先生には、スクールカウンセラーの真城先生とともに、いろいろな悩みを抱える生徒の話を親身になって聴いてくださり、常に素早く丁寧に対応していただいている。今日は、これまでの勤務における生徒の事例やご自身が気づかれたことなど、(私は出張のため、。途中退室したが)具体的で気持ちのこもった内容で、あらためて学校でできることは何か考えさせられた。

 学校でできることとは、まずはどこよりも、誰よりも変化に気づける場所であるということ。家庭の経済的事情やヤングケアラー、虐待など、子どもたちはそれらを表には出したくなく、人に知られたくない。それでも一日の大半を学校で過ごす中に、何か変化を感じとることができるはず。子どもの無意識のサインに気づける教員でありたい。いじめの訴えに花マルをつける教員など言語道断である。

 家庭の事情を抱えながら、毎朝笑顔で挨拶してくれる生徒を見ると、心が痛くなりつつも、生徒が、学校に来れば安心、と思ってくれるよう、気持ちよくスタートを迎えられるようこちらも笑顔で挨拶する。ゴリラの笑顔は迷惑かもしれないが、眉間にシワを寄せるよりはマシだろう。

 生徒を救うなどとおこがましいことを言うつもりはないが、教員一人一人がサインを見逃さぬとの意識を持ち、感じたことを周りと共有し、時にはSSWさんの力を借りて外部とつなぐ事ができれば、生徒の不安は取り除ける。

 東高生、悩みは一人で抱え込まず、近くの友人や先生に相談してほしい。君たちの大切な時間が過ぎてしまうのは、実にもったいない。

  大丈夫 手を貸す準備は できている