校長日記其の七百三十一〜今年は・・・〜
今年の世相を表す一文字が「税」に決まった。野球好きの私としては、阪神の日本一、オリックスとの関西ダービーに大谷翔平の大活躍が印象的だったが、野球だけを全面に出すのも憚れるので、サッカーやラグビー、バスケットボール、バレーボールの日本代表チームの活躍にも通じるだろうと「球」を本命に推していた。他に、一年をやはり平和や喜びで表したいということで、暑かったけれど熱くもなった「熱」や「侍」、世代交代等、新時代の幕開けとして「新」を予想していたが、結果として「球」は6位、「熱」が13位、「侍」が19位、「新」は15位であった。ただ、14万票以上投票された中で、1位「税」の5976票と2位「暑」の5571票とは405票差しかない。同じ一年でも、それだけ人によって見える世界も違うということだ。「今年の漢字」(実は。この言葉、日本漢検協会の登録商標とのこと)もみんなでこの一年を確認し合うものとして面白い。
さて、「税」が選ばれたのは、消費税が8%に増税された2014年以来の2回目とのことだが、それだけ国民の皆さんが、一年間いろいろあった中で、自分の生活に直接関わる「税」が気になっているということで、今回それを痛感しているところ。その税金をお給料としていただいている自分が、教育公務員としてそれだけの仕事ができているのかと振り返る。教育にもっと予算をつけてほしいと願う思いは変わらないし、税金の効果的、効率的な使用策はもっとたくさんあるだろうが、まずは、自分のできることをしっかりやらねばと、今年の漢字に身を正された。
来年は前向きな一年になりますように。まずは、3年生全員の希望進路実現へ。あと少し頑張ろう、東高生!
師走夜 鬼より先に 我笑う