【1年総合的な探究の時間】プレ探究Ⅴ
12月21日の1年「総合的な探究の時間」は「プレ探究」の第5回目。
第3回で生徒たちは各自のGIGA端末に文献を検索するためのブックマーク(探究推進部で作成しました)をインポートし、公立図書館のOPAC(蔵書検索システム)やGoogleスカラー等の論文・文献検索サイトのWebページにすぐアクセスできる環境を構築しました。
そして、第4回で生徒たちはこれまでに考えていたそれぞれの「日常の問い」をもとに、普通科・英語科・理数科の全学科混合の4人班に分かれました。そして、「ウェビングマップ」という思考ツールを用いながら、それぞれの問いをもとにして、そこからキーワードを抽出し、班のメンバーが出し合ったキーワード同士の関わりを見つけてそれを線でつないで「新たな問い」を見つけ、その「新たな問い」をもとにしてさらにキーワードを抽出するというワークをおこないました。
その第3回・第4回の内容を踏まえて、第5回の「プレ探究」では、「班での問い」をもとにして、GIGA端末を用いて【文献を実際に探してみる】ワークを班で実施しました。他の授業でも使用しているため、端末の操作にもかなり慣れてきた生徒でも、やはり得意不得意はあるものです。班で一緒に資料を調べることで、得意な生徒が不得意な生徒に使い方を教えたり、逆に、端末の操作に慣れていない生徒でも、資料を調べることに非常に長けている人が資料の探し方を教え合ったりと、学科をまたいで、生徒の積極的な交流がおこなわれていました。
冬休みの課題として、探した文献を実際に読んで、記録ノートに内容をまとめることを生徒たちに求めています。課題も手書きではなく、Googleクラスルームで配信したGoogleドキュメントに入力するという、デジタルなものです。少しでも端末の操作やキーボードでの入力に馴れてほしいという願いもこの課題に込めています。
1月から、理数科は「プレ理数探究」として、2年生での「理数探究」の授業に向けてのチーム結成とテーマの決定をおこないます。普通科・英語科は引き続き「プレ探究」の続きで、できるだけ多くの文献を読み、問いに対する視点を多角化しながら自分たちの問いを深めることで、2年生での総合探究に必要な基礎的な能力を身につけていきます。これからも自分の問いを大切にして、主体的に学ぶ姿勢を忘れずに取り組んでほしいと思っています。