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校長日記番外編〜台湾熱烈研修その9ー白金賞&金賞受賞!ー〜

 発表終了後は、各国が民族衣装、民謡などを披露する文化交流の場となる。それぞれの国の伝統と誇りともいえるパフォーマンスを披露したり、高校生の文化祭そのもののような、流行りの歌やダンスを披露し、会場校の中正高級中学の生徒もたくさん見学するため、まるで超満員のコンサートホールのよう。次々と異なる国の若者が、ここぞとばかり、チームの団結力を見せる。チーム東高校は、今回特にパフォーマンスはなかったが、日本の他の高校が「千本桜」を浴衣で歌い、踊っていたので、何かできれば面白い。プレゼンの打ち合わせや練習の時間が必要なので難しいが、「旅の恥はかき捨て」という。チャレンジして損はない。

 ・・・と、生徒の気持ちも考えず、盛り上がりにつられて手拍子を打っている間に、文化交流の時間も終わり、閉会式へ。その前に、今年度の会場校、中正高級中学の校長から、高雄市政府教育局の副局長(局長代理)へ、副局長から、来年度の会場校となる小港高級中学の校長へと大会旗が渡される。これだけの規模の会場校を受けるのは、今年創立100周年記念行事等を開催した私にはわかるが、相当責任が重い。今年初めて東高生とチームを組んだ小港高級中学。受賞を勢いとして、来年度、上手く大会運営に繋げてほしい。

 さて、タイトルにもあるように、また、たった今ちらと触れたが、我が東高校はめでたく3チームとも受賞した。まずは、その小港(シャオガン)・東チームだが、プラチナ(白金)賞の次の「金賞」をいただいた。チームで作ったオリジナルソングで、ジェンダーフリーを訴えたが、プレゼンとして審査員に理解されるかが不安だったが、そのあたりは功を奏したようだ。また、同じく「金賞」に輝いたのが、前鎮高級中学とともに頑張った、前鎮・東チーム。こちらは要所要所でスキットを交え、上手く伝わったかどうかだったが、誠実な気持ちが表現されていて審査員の心をつかんだようだ。

 そして、最優秀賞にあたる「白金(プラチナ)賞」に輝いたのが、瑞祥・東チーム。このチームは、発表前、上手く行かなかったので、特に不安の方が先に立っていた印象だった。控室の前で練習を何度も繰り返していたのが実を結んだようだ。誠に嬉しい!

 このASEPには、生徒とは異なり、初めて訪れたが、中学生や高校生、大学生までが、アジア各国の生徒を組み、真面目に意見を交わしており、大勢の前でプレゼンとしての場数を踏むということ、探究として主体的に調べ、考えるということ、そして、何より他国の生徒と一生に考えるということが、自分の世界を広げるという点で、一番のメリットではないかと思う。1年生が多くなるため、少々不安はあると思うが、他国の仲間と協力して一つのものを作り上げる過程が素晴らしい経験になる。ホームステイも日本や自宅とは勝手が違うこともあり、その場合は今後より良いものとなるよう努めていくものである。

 今回、お世話になった學校からは、「日本の生徒たちは、台湾のホストファミリーだけでなく、インドネシアの生徒たちともすごく仲良くしてましたよ」と、嬉しい言葉をいただいた。「日本人は、英語を話せても、外国へ行くと日本人ばかりで固まる」という定説?を覆してくれたようで、実に嬉しいことである。今日の経験を明日に活かそう、東高生!

  海を越え 自分の有り様 考える

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