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校長日記番外編〜台湾熱烈研修その10ー無事帰国ー〜

 昨日の興奮さめやらぬ生徒たちは、本日残念ながら帰国。高雄国際空港には12時に集合。それぞれのホストファミリーとお別れ。いつまでも別れを惜しむ姿もあるが、何と言っても台湾は空路3時間と実に近い。前途ある高校生には十分すぎる時間がある。ぜひこれをきっかけに台湾はもちろん、他国にもどんどん出ていけばよい。この経験を活かすのも生徒たち自身だ。

 私も台湾は初めてだったが、いろいろな驚きも気付きもあった。いくつかはすでに日記で触れたが、信号にカウントダウンがあるのは、いらちの関西人(偏見の一つに過ぎない)独特のシステムだと思っていたが、台湾ではいたるところにカウントダウン式の信号がある。おかげで日本よりもストレス無しで信号が変わるのを待つことができた。会場校は5階建て校舎だが、校内エレベーターには、「FOR VIP & TEACHERS ONLY 學生請走樓梯」(私はVIPか・・・汗)とあり、生徒は階段を利用しなければならない。大阪府の高校でも、怪我や障がいのある生徒以外はエレベーター使用禁止の学校がほとんどなので、その点は共通している・・・が、そもそも東高校にはエレベーターがない(少しでも早く設置できるよう鋭意申請中)。

 市内を回っていると、幼稚園に国民小学校、中学校、高級中学を目にするが、その存在感が凄い。門構えや敷地の大きさ、また、建物の重厚感は大きな総合病院かと思う雰囲気を持っている。有名な中山大学も一つの山がすべて敷地になっているとのことで、全体的に教育に対する力の入れ方が違う。当たり前だが、教育には金がかかるし、そこは避けられないところか。いや、偉そうなことを言う前に、まずは、溜まりに溜まった自分の仕事を片付けねば、気持ちよく新年を迎えることができない。台湾で緩んだ身体を引き締めるにはちょうど良いかもしれない・・・。

 頭が余談を駆け巡っている間に、飛行機は無事に関空到着。荷物を受け取りゲートを出ると、保護者の皆様のお迎えが。ありがたいこと。この一週間を経験できたのは、言うまでもなくご家族のおかげ。それを忘れてはこの一週間の価値も下がる。少なくとも一週間分の親孝行はせねばなるまい。年末年始、感謝の気持ちを込めて過ごすように、来年も良い年にしよう、東高生!

  何事も 感謝あっての 独り立ち

※保護者の皆様へ

 一週間、今はLINE等でリアルな連絡ができますが、いろいろご心配をおかけしたと思います。生徒たちは、それぞれのご家庭において、慣れない中過ごしてまいりました。新しい気付きもたくさんあったと思いますので、年末年始、ご家庭で生徒たちの土産話をゆっくり聞いていただければありがたいです。生徒たちに、今回の経験を与えていただき、また、活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。暖冬?とはいえ、台湾とは日中10℃以上の差があります。どうぞ体調に気をつけて、良いお年をお迎えください。謝謝!

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