最新情報・お知らせ

【1年総合的な探究の時間】プレ探究Ⅵ・Ⅶ

1月10日の1年「総合的な学習の時間」は、22日の1年合唱祭の時間振り替えで2時間連続となった「プレ探究」の6・7回目。理数科の皆さんはこの日から「プレ理数探究」として、2年次の科目「理数探究」に連続する研究テーマの決定をおこなう活動に入りましたが、普通科・英語科の皆さんも、2年次の「総合的な探究の時間」(2時間連続の授業で、探究の問いを決定し、仮説検証をおこない、2月の「生徒研究活動発表会」でその成果を発表します)の前段階として、文献を読むことに慣れる活動をおこないました。

冬休みの課題で、前回自分で探した文献について、「下読みノート」を作成してもらいました。その内容について、グループで読んだ中身を共有し、そのうえで、そもそも「文献」とは何か、どうして文献=先行研究が必要なのか、文献の記録の様式を統一する必要性は何か、という3つの問いについて、ワーク型の講義を通じて生徒たちも学びました。

①「文献」とは、自分の意見の根拠となる事例を記した文章のことで、これを明示せずに他人の文献を自分の意見のように用いるのは「盗用」「剽窃(ひょうせつ)」となり、社会的な制裁を受けること

➁先行研究が重要なのは、自分の研究の「背景情報」となり、過去に先人が同じような問いでどのようなアプローチをおこなったのか、自分の研究に価値や需要があるのかを確認し、また、それらの研究との重複がないことを確認して自分の研究の「新規性」を主張することに必要なためであること

③様式を統一するのは、研究や探究において重要となるものが「追試性」(誰でもその文献に情報どおりにアクセスでき、文献と同じように思考・実験すれば同等の結果を再現できる性質)であるから

特に、その中でも【追試性】という語をこれからも忘れないでほしいということを、各授業担当者から生徒の皆さんに伝えました。

次回はさらに文献を探し、どんどん多くの文献を読んでいく活動に入ります。最終的には、班で読んだ文献をスライドにまとめ、前で発表することになります。自分の視野を広げるために、生徒の皆さんには積極的に文献を読んでもらいたいと思います。

IMG_9494.JPG IMG_9493.JPG

IMG_9495.JPG IMG_9491.JPG

IMG_9492.JPG