LETS合同発表会 インターナショナル・フェスティバル
1月28日(日)にホテルアウィーナ大阪にて、大阪府立の国際関係科・英語科を設置する14の高校による発表会が開催されました。東高校は、昨年からこの大会に参加しています。
インターナショナル・フェスティバルでは、英語レシテーション(暗唱)の部と、英語スピーチ(弁論)の部があり、それぞれに各校国際関係科・英語科の1年生と2年生が出場しました。
この日に向けて、東高校では校内選考を行いました。本校では1年と2年の英語科生徒全員が毎年校内で英語のスピーチを行っています。インターナショナル・フェスティバルの代表に選ばれた生徒は、その後スピーチ原稿の見直し(書き直し)をし、発音練習、発表の練習をNETや英語科教員と共に繰り返してきました。
今年は、スピーチの部で2年E組の山田 有咲さんが、第3位に入賞しました。タイトルは"Diversity in Seeing Colors"で、色の見え方の多様性についてカラーユニバーサルデザインの観点から紹介してくれました。大変力強い、人の心を動かすスピーチでした。
このような大会では、出場者の実力が拮抗しているため、入賞するのは大変難しいのです。この大会に向けて各校の代表者は相当な時間を費やして努力してきたと思います。たとえ、入賞を逃したとしても、このような立派な会場で、そして多くの観客の前で発表できたことが、彼らの人生において大きな意味を持つと思います。
スピーチコンテストが行われていた会場の階下にある別会場では、LETS合同発表会が行われました。これは、グループでSDGsについて学び研究したことを発表するものです。本校はこの大会に参加する随分前から英語科の2年生は、探究活動として毎年統一テーマのもとでグループで研究活動をし、英語でプレゼンをしてきました。
合同発表会に参加したグループは、"Let's Eliminate the Education Gap(教育格差を無くそう)"というテーマで発表しました。教育格差の問題をやる気で解決できるのならば、教育格差のない社会を創れるのではないかという考えから、大学に出向いて大学生にアンケート調査を行ったり、分析、検証を行いました。さらにみんなが平等に学べる機会を得られるための案として"Let's study together"という独自の制度を考えました。(詳細は2月8日の生徒研究活動発表会で彼らの発表を聞いてください。)
生徒が日頃問題点だと感じることを、自分たちで調べて分析し、解決策を見出すという、非常に創造的な活動を仲間と一緒にできるというのは、探究活動の醍醐味です。これから彼らはそれぞれの進路目標に向かって突き進んでいくのですが、きっと勉強法も工夫して、力をつけていくことでしょう。彼らの未来に幸あれ!