校長日記其の七百六十二～冬でも熱気！～
１月末にスタートした生徒会主催、有志参加のESW（East Sports Week）が、本日あらためて再開。少々寒くても良い天気になった昼休みのグラウンド。熱いゲームで関係生徒がさらに熱くなった。楽しく面白いゲームほど夢中になるので、怪我には十分注意せよと声をかける。熱いのはグラウンドだけでなく、教室の窓からも声援が飛ぶ。一時の休息かつ皆が楽しめる企画だ。
隙があったらかかってこんかいと、何でも楽しもうという姿勢が良い。ぜひぜひ良い時間を過ごしてほしい。
あ、そうそう、全くの余談だが、昨日の合唱コンクールに関連して、思い出した件がある。
実は、昨日の１年生の合唱コンクールで使用された８クラス８曲のうち、人気バンド「RADWINPS」の曲が３曲もあった。RADWIMPS＝「かっこいい弱虫」というバンド名だが、この｛RADWIMPS｝にはよっとした思い出がある。
平成12年、此花区の総合高校に勤めていた時に、２年生の国語の授業を受け持っていたが、生徒の選択の都合で、選択者が２名しかいない講座があった。普通なら閉講で他の講座に移されるが、それは可哀想だと私が開講を申し出て開講した（生徒にとってはよかったのかどうかわからぬが）。
なにせ生徒が２名しかいないので、自然と一人当たりの会話も多くなる。また、1人が欠席すると、一瞬にして個別塾となり、授業もどんどん進む。一方で雑談は雑談でどちらも乗ってくると会話が弾む。そんな時、「今ハマっている歌手は？」と聞くと、その女子生徒が答えたのが「RADWIMPS」だ。当時は「インディーズなので、あまり世間に知られていない」というので、パソコンで調べた記憶がある。その後、気になっていたら、FM等で取り上げられ、テレビにも出演するようになり、どんどん売れて、今や新海誠監督の映画とは切っても切れない名曲ばかりとなっているし、メンバーの野田洋二郎は朝ドラにも出演するほどになった。
昨日の合唱コンクールで３クラスの生徒に選ばれたということは、あれから22年経った今も、高校生立ちの心に響く曲を作り続けているのだと感心し、「RADWIMPS」の名前を見るたびに、その生徒の顔が思い出され、いいセンスしてたんやなぁといつも感心するのである。さて、彼女は今、どこで何をしているのだろうか。おそらく「RADWIMPS」のコンサート会場で踊っている気がする。
先見の 明と言わずして 何という