校長日記其の七百六十三~縁は味なもの~
「縁は異なもの味なもの」とは、主に男女の仲について言われるが、そう限定するものではないと感じる。
先週、数年前に教育委員会の同じ部署で仕事をしたOさんが、大阪を離れて地元に帰られるということで、ご挨拶に来られた。当時、コロナ禍の中、新しい学校のリーダー...もとい、新しい学校を作るというなかなか大変な仕事をされていたが、私自身も大阪府への移管とコロナ対応という後にも先にもないような大仕事を抱えており、いわゆる同志として大変お世話になった方である。
当時の思い出と、学校現場に出てからのお話を伺い、楽しく良い時間を過ごしたが、お話の中で今年度に赴任された気の良い方がおられて、とても仕事がやりやすくなったと喜んでおられた。
一夜明けて翌日は大学の野球部の4年ぶりのOB会。御年80際を越える先輩から現役生まで、久しぶりの再会に楽しい時間を過ごさせてもらった(出席者名簿の自分の名前が上の方になっていることに歳を感じたが)。その中で、以前から良く知っていた年の離れた後輩と話していると、「今年度から、○○中学校に勤めています」と言う。「えっ?〇〇中学校?ほな、Oさん知ってるか?」「はい、知ってます。というより、ほぼ毎日お世話になってます!」とのこと。「いやいや、Oさんが君のおかげで毎日気持ち良く仕事させていただいてます、言うてたで。」と伝える。
Oさんにこのことを伝えると、「たった2日。縁がある方とはこんなタイミングでつながるのだと驚きました」と連絡があった。見事な『三角関係』に、またエネルギーが沸いてきた。
一方、昼休み、グラウンドではESW(East Sports Week)で、元気よくフットサルが行われている。男子が割と目の色を変えて真剣に戦っている横で、女子部門で女子バレーボール部の先輩チームと後輩チームが和気藹々で試合をしている。ボールを蹴るたびに「キャー!」「ギャー!」「キャッキャ、キャッキャ!」「アハハハハ!」と笑いが起きる。蹴ったボールが身体に当たっても、「ハハハハハ!」と笑い合ってハグしている。実に平和だ。こういう関係が、いずれ年を取っても良い縁となってつながるのだろう。
人の縁は、人生を盛り上げてくれる。出会いを大切に、東高生!
人の縁 大団円を 誘うなり