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校長日記其の七百六十五~まとめと整理~

 2年生の「探究」は、先週9日(木)の研究活動発表会にて一区切りしたが、本日は最後のまとめを各グループで行った。教室に入ると、それぞれが各自のChromebookで、画面上で『共有』した一つの報告書を作成している。今や当たり前に使いこなしているが、紙の報告書や一つのデータを順にやり取りしていた時代を思うと、何とも便利になったものだ。
 気づいた点はすぐに伝えて修正できる。自分の担当箇所だけでなく、仲間の書いた箇所についても、修正できる。対面のグループワークだとリアルタイムでやり取りできるので、画面上の作業は実に早い。作業効率は明らかに上がった。
 その分、考えを巡らせたり、議論しあったりする時間がたくさん取れる、ということになるのだが、はてさて今年の2年生はその辺りはどうだったか。プレゼンのスキルが上がった分、「見せる」ことは上手くなったが、そもそものテーマ設定然り、内容然り、さて、最後のまとめとなる報告書がどんなものになるか。出来上がりが楽しみではある。
 余談だが、よくPDCA(PLAN→DO→CHECK→ACTION)が大切などと言われるが、なべて時間に余裕がないため、どうしてもCとAが甘くなる。やりっ放しというやつだ。これをなくすためには、Cまでやって後は次回に‥ではなく、一気にA→Pまでやってしまうこととだ。Pまでやってしまえば、次は「DO」から始められる。
 「探究」でいえば、今年の取組について、そもそものテーマ設定から、研究方法やその過程、得られた結論の妥当性等を振り返って、実はこうした方が良かったのではと、あれこれ反省することが、この先の大学生活や人生の生きるヒントになる。

 何事もしっかりと振り返り、人生に幅を作ろう、東高生!

  この点が 線となり良し Your Life