校長日記其の七百七十二〜仲間とともに〜
朝の正門。1・2年生は学年末考査真っ只中だが、3年生の顔もチラホラ。「(国公立大学二次)試験どやった?できたか?」の問いに「まぁ、半々です。」と答える生徒。解けたのが半々なら困るが、合否が半々なら合格に一票投じる。「自分の力は全部出せたか?」と聞くと、「はい、出せました!」とのこと。良い結果を期待する。
受験は結果が全てであることは事実だが、塾ではない学校教育の本質はその過程にある。自学で効率良く高い点数を取る生徒は良いが、不器用で遠回りしてしまう一生懸命な生徒を応援するのが使命でもある。前者は前者で天晴れ、上手く生きて行けるが、後者は人とのつながりで自分を保つ。
3年生の教室がある2階を巡ると、20数名が各教室で机に向かっている。卒業式を三日後に控えていても、前期試験が終わっても、中期・後期のために勉強を続ける生徒がいる。なかには、すでに合格した生徒も仲間のために勉強に付き合っている。「受験は団体戦」といわれるが、仲間の励ましも大きな要素。力になるに違いない。頑張れ、東高生!
吉を待つ 君の笑顔を 皆が待つ