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校長日記其の七百七十七~人生、壁だらけ?~

 本日も、引き続き、志願書の受付。出願する15歳の中学生の様子を見ていて、なぜか知らぬが「10歳の壁」という言葉を思い出した。おそらく「15歳」やら「高校デビュー」やら、無意識に脳が連想を働かせて「10歳の壁」にたどり着いたようだ。

 「10歳の壁」とは、精神的発達に大きな変化があるため、自己肯定感が下がったり、付和雷同的な行動が目立ったりという時期にあたり、子育ての難しい時期だということだ(「9歳の壁」「小4の壁」ともいう)。

 その時期において、大切な事として、諸説あるが、「褒めること」「本の読み聞かせ」がある。具体的に褒めることで自己肯定感が生まれ、本を読むことで、登場人物や他者との共感力、抽象的な物事への理解が高まるという。

 ただ、発達上「10歳」がポイントと言われるが、子ども本人にとっては一つの通過点に過ぎず、環境が大きく変わる中学校入学、高校入学はもちろん、クラス替えも一つの壁かもしれない。そうなると、人生壁だらけだが、壁を感じた時が成長のチャンス。様々なことに挑戦できるきっかけでもある。

 大きな壁に、まずは小さな穴を開けよう。頑張れ、東高生!

  高い壁 よく見りゃただの 薄い壁

 最近は、大人の世界にも「小1の壁」があるらしい。仕事を持つご両親が、学校の始まる時間帯に送り出すため、どちらかが仕事を休んだり辞めたりしなければならないということだ。この解消のために、豊中市が朝7時に人を配置して体育館等で子どもたちの対応をするそうだ。本校にも朝7時に二つの門を開けてくださる方がいるが、今のところ、生徒対応はやはり教員が行うしかない。