校長日記其の七百八十二〜特別なゴ〇ラ〜
今週は、一般選抜の学力検査から採点業務など、生徒が登校禁止のため、生徒の様子が書けない...。で、世間の話題に目を向けると、「ゴジラー1.0」がアカデミー書の視覚効果賞を受賞したという。映画自体は見ていないが、その映像を見ると、やはり凄いと感嘆する。ゴジラが電車に噛みついたり、街を破壊していく様子、車内の目線で人が落下していく様子など、ゴジラの恐ろしさとそれに伴う人間の恐怖がリアルに描かれていると素人ながら、その迫力に驚く。
そもそも「ゴジラ」の始まりは1954(昭和29)年。40年生まれの私も生まれる前の作品だが、親戚が映画館を経営していたこともあり、物心ついてからは、タダでゴジラを見まくっていた。ウルトラマンや仮面ライダーの世代でもあるが、ゴジラはあくまでも映画館で見る特別大きな怪獣だった。恐ろしいものだが、ヒーローでもある。周りを固める怪獣には、有名どころのキングギドラやモスラ、ラドンに、アンギラスやガイガーなど、多彩なキャラがたくさんいる。子どもの頃にたくさん買ってもらったフィギュアはいったいどこに行ってしまったのか...。
私たちの年代は、「ゴジラ」ドンピシャの世代だが、1月に実施した「探究活動~教師編『学びの扉』」においても、30代前半の男性教諭がゴジラに対する想いを熱く語る講座があった。世代が違っても伝わるものがあるのだと思ったし、その「ゴジラ」が世界で認められたことがあらためて嬉しくなった。
世間では、いろいろな『推し活』が進められているが、「推し」に慣れない59歳にとってもゴジラはちょっと特別である。...と、東高校のゴリラの独り言と受け止めていただければ、幸いである。
さてさて、生徒たちよ。それぞれの登校禁止期間を充実した日々に、東高生!
ゴリラでも ゴジラでも良し 還暦前