4/22(月)2年生 進路・探究講演会
4月22日(月)7限の時間に、2年生を対象とした「進路・探究講演会」がおこなわれました。
講師は本校の学校運営協議員も兼任されていらっしゃる、京都女子大学教育学部の森久佳教授です。
現代は「VUCA【Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの単語の頭文字を取って、ブーカといいます】の世界」であると言われている、という話から、そのような激動する世界の中を生きていくために「探究的な学び」が必要であること、日々の思いつきやちょっとした疑問から探究のテーマが見つかり、それが大学での「研究」につながっていくことを大きな話題として、情熱のこもったお話をしてくださいました。
中でも、シャーロック・ホームズの「一つ一つの観察から、可能性の高い推論(推理)を導くこと」の例を挙げて、その例がそのまま日々の探究活動にも当てはまることや、逆に、可能性の高い推論はどこまでいっても「推論」であって、それが確定的な事実ではないことを疑うのも時には必要であることについては、生徒たちも納得の表情を浮かべながら真剣に話を聞いていました。
2年生の探究は、今年度は前半で個人のレポート作成、後半でグループによる探究活動を予定しています。指導する側の教員も毎日が試行錯誤の連続です。その試行錯誤を「わくわく」に変えて、生徒と一緒に探究を楽しんでいきたいと考えています。