1年総合的な探究の時間 「論理コミュニケーション第0回 オリエンテーション」
6月24日(月)は、体育館にて、「論理コミュニケーション」の創設から関わっていらっしゃる梅嶋真樹先生のご講演でした。梅嶋先生は現在、スイスに本部を置く国際機関IEC(国際電気標準会議)システム委員会でスマートエネルギー計画を担当するコンビナー(議長)を務め、慶應義塾大学サイバー文明研究センター所員でいらっしゃいます。
まず、大学とはどういうところかをお話しくださいました。生徒に質問を投げかけ、考えさせたあと、「大学=学習+研究」、研究の扉は自分からノックする必要があり、そのためには論理的なコミュニケーションが必要なのだとお話しくださいました。
また、自分の意見は変えてはいけないように思っているかもしれないが、新しい情報を正確に読解して、それによって自分の意見が変わってもよいのだ、そのことを理解していることが大切なのだとおっしゃいました。具体例として、ある問いに対して自分の意見のほうに左右に分かれたあと、データや先生の説明で意見が変わるかを実際に体験しました。そして、日本語でも英語でも、読解できる力をつけることが重要ということも学びました。最初は少数意見だとしてもそれを研究して多くの人に伝えることで、同じ意見の人が増えて社会への貢献につながることも教えていただきました。
自分の意見をためらうことなく正確に伝えるためにも、論理コミュニケーションをしっかり学んでほしいと思います。