学校日記 授業見学 新たな学び
テスト返却もひと段落し、授業は三学期の内容に突入しています。
英語コミュニケーションⅠの授業では、新しい単元の導入へ。すると生徒はスマートフォンを取り出し、自分が0.1秒で意味が出てこなかったり、発音等に自信のない単語をどんどん入力していきます。何のアプリを使っているのかのぞいてみると「Quizlet(クイズレット)」。これは台湾へのDXハイスクール事業先進校視察で授業見学した際にも活用されていた、インタラクティブな単語カード、テスト、学習アクティビティのアプリでした。
あとで授業者に話を聞くと、これまでは黒板に単語を投影して確認作業を行っていたが、それだと生徒の手元にその情報が残らない。できれば生徒の手元に残してあげたい、さらには1年生から積み上げてきた自分にとっての苦手単語を、3年生で総復習できるようにしてあげたい、という思いから2学期より取り組んでいるとのこと。様々なハードルはあったようですが、生徒たちが楽しみながら単語力を鍛えることができるようになっているとのことでした。
また、音楽Ⅰの授業では、今日からアンサンブルがスタートしていました。自分たちが選んだ楽器、選んだ楽曲を、一人ひとりが試行錯誤しながら練習していきます。その多様な楽器、楽譜に応じて、的確に生徒へ助言をする授業者たるや...。生徒たちのそれぞれのハーモニーがどんな音色で醸し出されるのか、今から楽しみで仕方がありません。
先生たちの、それぞれの学びに対する思いが伝わる、授業見学でした。