英語科 講演会 小夜姫様の英語落語とコミュニケーション講話
12月19日、英語科1年生と2年生が英語落語パフォーマー、小夜姫様によるコミュニケーション講話と英語落語を拝聴しました。小夜姫様には二年に一度、本校でご講演(口演)いただいています。
コミュニケーション講話では、スマホやタブレットを多用する生徒や、一人の方が楽と思う生徒が増えている状況で、コミュニケーションをどのように取ればよいのかというお話をしていただきました。たとえば、初対面の人とのコミュニケーションに苦手意識を持つ人は多いが、話のきっかけは身近な話題であることをわかりやすいたとえで教えてくださいました。自分の「当たり前」が、相手にとっては「新鮮」であるから、小さなことから話が盛り上がるというお話は、会話の話題探しに悩む際のハードルが下がった気がしました。
さらに、コミュニケーションが苦手な人は、急に変わることは難しいが、常にアンテナは張っておくことと、そして完全にシャッターを閉めないで、シャッターの郵便受けだけは開けておくことが大事である、それは何かのきっかけで、その隙間からコミュニケーションの扉が開かれることがあるからというお話は、特に心に響きました。
第二部の英語落語では、落語の歴史に始まり、落語における所作の説明、さらに落語ではイマジネーションが大事な要素であることを強調されました。そして、「犬の目」という英語落語を鑑賞しました。小夜姫様は、3人のキャラクターを見事に演じ分けられていて大変感動しました。キャラクターによって声や顔の表情、仕草が変化するので、こちら側のイマジネーションが不要なほど、3人の人物がそこに存在しました。
その後、「みんなの落語」というコーナーでは、生徒やNET(ネイティブの先生)が順番に高座に上がり、小夜姫様の指導のもと、英語落語に挑戦しました。生徒たちは少し恥ずかしそうに演じていましたが、プロの落語家さんから直接教えていただくという貴重な体験ができました。一方、NETは表情豊かに、ジェスチャーも大きく、会場の大きな笑いを誘っていました。
今回も大変ためになる講演と楽しい英語落語を鑑賞することができました。小夜姫様、本当にありがとうございました。