学校日記 化学反応×挑戦
今日は2つの、とある交流がありました。
1つは、本校の先生の教え子である関西外国語大学4回生の方との交流です。2年英語科の授業時間に、アメリカ留学についての体験談をお話しいただきました。質問タイムでは、留学前にはどんな勉強をしていったのか、ホストファミリーはどんな方だったのか、ホームシックにはならなかったのか、お金の面について親にはどう話をしたのかなど、英語科らしい自分ごとの「問い」でした。どうしても留学したかったので、お金のことは何とかすると伝え、フルスカラシップを取るために頑張ったという彼女の強い意志に、生徒たちもそれぞれ何かを感じ取っていたようでした。
もう1つは、数学の先生同士の交流です。他校の統計分野に造詣が深い先生とオンライン会議でつながり、助言をいただきました。統計分野に関する専門的なピンポイントの質問から、導入で意識している点や学習内容の進め方、教材の情報交換、共通テストや国公立大学の個別試験についてなど、多岐に渡って対話が進みました。問いから回答があり、そこから発想が触発されて、また新たな問いが生まれ、統計分野について先生方の対話が進み、認識が広く、深くなっている様子がとても実感できる交流会でした。
2つの交流で共通していたことがあります。それはどちらも「挑戦」を呼びかけていたことです。まずやってみよう。そうしたら理解できる。力がつく。自信になる。校外の方との化学反応で、生徒も先生も共に新たな一歩を踏み出していく、そんな勇気をいただいた時間にどちらもなりました。