校長あいさつ

校長挨拶

 本校は、大正12年、当時の東区船場に大阪市立東区女学校として開設され、戦後の学制改革により男女共学となり、校名も大阪市立東高等学校と改称されました。
 昭和54年には校地・校舎を当地に移転し、今年で創立101年目を迎える歴史と伝統を誇る高等学校です。卒業生の数は2万1千人を超え、多くの先輩方が国内はもちろん、国際社会においても広く活躍されておられます。
 東高等学校の特色は、JR大阪環状線・東西線・学研都市線、Osaka Metro長堀鶴見緑地線、京阪本線の各「京橋駅」から約500mで、交通至便の場所に位置していることです。都心にありながら校地面積は3万平米を超え、グランドに300mトラックと100mの直走路が取れるなど、教育環境に恵まれた学校です。
 理数科、英語科、普通科の3つの学科が設置され、生徒たちは将来の夢の実現に向かって、毎日熱心に勉学に励んでいます。また、部活動も盛んで全校生徒の約80%が加入しており、全国大会や近畿大会に出場するクラブも多数あります。
 本校は、校訓「高志」「卓行」に基づき、「探究活動」を柱に、各学科の特色ある教育活動や学校行事を通して、「よりよい社会の創造に積極果敢に挑戦する人材」を育成するため、教職員一同、「チーム東高校」として一丸となって取り組んでいます。
 令和の時代になり、AIやIoTなどの技術が進み、世の中がどんどん便利になる一方で、その進化を悪用する人間も出現しています。進化がもたらす将来をより良いものにできるかは、結局人間の良心にかかっているのだと再認識しています。高等学校においては、一般教養や専門知識等、学業で身につけるものだけでなく、日々のより良い人間関係の構築をめざしつつ、何より豊かな人間性を身につける必要があると考えます。東高生が、明るく楽しく、また、壁にぶつかり一生懸命悩み考える中で、一つでも多くのことに気づき、仲間とともに達成感を味わえるよう、教職員一同サポートしていきます。
 関係の皆さま方には、引き続き、本校の教育活動へのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
                                   校長  塩見 暢朗