カリキュラム

Qカリキュラムは?

東淀工業高校では、3工学科(機械工学科、電気工学科、理工学科)にそれぞれ3コース(機械システムコース、メカトロニクスコース、進学コース)(電気エネルギーコース、マルチメディアコース、進学コース)(バイオ・環境コース、科学工学コース、進学コース)の計9コースを設けています。

Q学科名に機械工学科・電気工学科・理工学部と「工学」がついている理由は?

従来の工業高校にあっては、卒業後、就職することを前提として、そのまま産業界で役立つ内容を学習することをめざしてきました。そのため、大学などでの学科名と区別する意味で、機械科・電気科・工業化学科の学科名が採用されてきました。

しかし、現在のように技術革新の著しい社会では、たとえ最先端の知識・技術を学ぶことができたとしても、すぐに陳腐化してしまうことは避けられません。そこで本校では、基礎・基本の知識や技術については確実に修得し、そのうえで、生徒の興味・関心や進路希望に応じるさまざまな自由選択科目を開設しました。そうすることで、将来のスペシャリストとして歩むべき方向をしっかり見定めることができる高校とすることが、生涯学習社会にふさわしい工業高校のあり方であると、本校では考えています。

そのため、就職するにしろ、あるいは進学するにしろ、生徒が卒業後もスペシャリストとして学び続ける専門領域の名称をそのまま学科名とすることが適切であると考え、実態に応じた機械工学科・電気工学科・理工学科としました。

Q「機械システムコース」での授業と目標は?

機械に関する基礎の知識(設計・工作・製図など)や技術(溶接・切消加工・名種実験など)を学びます。ものづくりを主とした企業の現場で活躍することのできる人材を育成します。

Q「メカトロニクスコース」での授業と目標は?

機械に関する基礎の知識や技術に電気的な要素(電気の基礎や制御技術の基礎)を学びます。ものづくりを主とした企業の現場で活躍することのできる人材を育成します。

Q「電気エネルギーコース」での授業と目標は?

一般的な工業高校の電気科のカリキュラムを学習します。

電気主任技術者や電気工事士(屋内配線工事)などの資格取得を目標に、電気設備に関する設計開発・保守管理・検査・施工・保守点検などの技術と知識を持った技術者を育成します。

Q「マルチメディアコース」での授業と目標は?

電気・電子の基礎を学習するとともに、近年、ITの発達などによって、発展の著しい情報通信分野を重点に置き学習を行います。また、情報関連分野については、コンピュータ技術をハードウェアとソフトウェアの画面から分かりやすく学習し、コンピュータグラフィックス、インターネット技術、映像編集などのコンピュータを応用する分野で幅広く活躍できる技術者を育成します。

さらには、電気工事士(屋内配線工事)の資格や工事担当者(電気通信設備工事に従事する者の資格)などの取得をめざします。

Q「バイオ・環境コース」での授業と目標は?

植物や微生物を使ったバイオテクノロジーに関する技術を学びます。さらには、産業界が積極的に取り組んでいる環境技術をも学習します。このことにより、即戦力のある技術者を育成します。

Q「科学工学コース」での授業と目標は?

化学を基礎に化学工業全般を学びます。さらに、新素材・バイオ工学・環境工学など、今後ますます重要となる分野をも学習することで、これからの科学技術の著しい発展にも対応できる技術者を育成します。

Q知的障がい生徒自立支援コースとは?

本校は、工業高校の特色を活かし、ものづくりを通して「生きる力」の核となる豊かな心をはぐくむ教育の推進に努めています。その中で本コースは、知的障がいのある生徒が社会的自立を図ることができるよう、高等学校においてひとり一人の教育的ニーズに応じた支援を行い、「ともに学び、ともに育つ」教育を推進する環境を整備していく観点から平成18年度に設置されました。