ファッション工学科
ファッション工学科では、生活の基礎となる衣食住の「衣」の部分を通して、時代に応じた豊かで個性的な生活を提案するという目的のもと、ファッションにおいて新しい価値を生み出すための専門的な教育を行っています。
将来、ファッション産業で活躍できるクリエイターをめざす人材の育成に努めており、現在の社会情勢を考慮し、スペシャリストとなるためのステップとして進学を重視、それらに適応したカリキュラムとなっています。
1学年で作品制作の基礎となる 素材、色彩、デザイン、ニット、アパレル・染色などの基本製作技術を学習し、2学年で服のディティールや、パターン製図、スタイル画技術、テキスタイルデザイン、色彩などを学び、より発展的な作品作りのための知識・技術を学習します。そして、3学年では今まで学習した知識・技術を利用して、個性豊かな作品の制作を行っています。
「ミシンを使ったことがない」「針の持ち方がわからない」「色の使い方がよくわからない」などの生徒のみなさんも基礎から学ぶことができ、3年後には自分の考えをしっかりと作品を通して表現できる力がつくような授業内容となっています。授業の中では物事をより深く考え、洞察力や思考力、そしてコミュニケーション能力を磨き、より個性豊かな作品を制作する能力を身につけることができるよう学習しています。
また、服飾系専門学校の上田安子服飾専門学校・大阪文化服装学院の2校と高専連携を結んでいます。この提携により、専門学校での特別実習や講義など、3年間通して様々な高度で専門的な授業を受けることができ、早い段階から社会や現場により近い、ファッションについての知識や技能を取得することができます。
卒業後の進路は、服飾系の専門学校、大学、短期大学へ指定校制度などを利用して進学することができます。