本校コンピュータ研究部が開発した「仮想体験ツール」は、全国で防犯のために活躍しています！！

　都島工業高等学校コンピュータ研究部と大阪府警察本部が協力し、「SNS型投資・ロマンス詐欺及び闇バイト」の仮想体験ツールを制作しました。

【仮想体験ツール】

完成したツールは、大阪府警のホームページでも公開されています。体験方法は、次の各ツールのポスターに掲載されているQRコードをスマートフォンで読み取り体験します。

「ロマンス詐欺体験ツール男性とのやりとり」ポスター（QRコード入り）.png 　「ロマンス詐欺体験ツール女性とのやりとり」ポスター（QRコード入り）.png

「投資詐欺体験アプリ」ポスター（QRコード入り）.png 　「闇バイト応募トラブル体験」ポスター（QRコード入り）.png

【制作過程】

　コンピュータ研究部の制作に参加してくれた生徒たちは、まず詐欺の手口や事例を理解するために、大阪府警の方からご説明をいただきました。その後、生徒たちは詐欺に引っかかる流れをイメージしながら、それをツールとして形にしていきました。今回は、公式LINEアカウントを作成し、Messaging APIを活用したチャットボット形式でのやり取りを中心に、ツールの開発を行いました。LINEを採用したことで、さまざまな年齢層の方々が手軽に体験できるツールとなっています。

部員の多くは電気電子工学科電子情報コースに在籍しており、プログラミングを学びながら、部活動でもアプリ制作などの実践に取り組んでいます。今回のツール制作では、LINEとスプレッドシートとの連携を実現するためのプログラムに、Google Apps Script（GAS）を使用しました。また、Webと連携する班では、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語も活用しています。デザインにはCanvaを用い、登場人物の画像や動画、チャットの例文、プログラミング作業には生成AIを多く活用しました。

2月26日より制作を開始したツールは、約1ケ月の制作期間で試作品が完成しました。その後、1ケ月間警察の方とのやり取りしながら内容を練り上げ、4月22日に完成しました。（次は、制作の様子を取材していただいた際の写真です）

0422①.png 　 0422②.png