都市工学科

中学生のみなさん、都市工学科のHPへようこそ!!

 「都市工学科」は何を学ぶ科なのかな?と思う人はたくさんいると思います。
 このページ内では、都市工学科の概要や授業・実習内容などを紹介しています。そして、体験入学・学校見学会・出張出前授業や各種イベントなども積極的に行っています。実際に学校を見てみたい!先生の話を聞いてみたい!という人は、是非、実際に体験入学や説明会に参加してみてくださいね。

体験入学~ミニチュアの橋を作ってみよう!三角形は強い不思議~

体験入学は、年に1~2回程度開催しています。
中学校に案内状を送付していますので、申し込んでください。また、同時に学校見学会も開催しています。見学会のみの参加も可能です。是非参加してください。

出張出前授業~都市工学科の授業を体験してみよう!~

都市工学科では、学科紹介も兼ねて出張出前授業を積極的に行っています。
都市工学科の先生がみなさんの学校に出向いてプチ授業を行います。
 「測量体験 ~君も未来のエンジニア~ 」

授業・実習内容

測量実習

 カーナビやスマホではGNSS(GPS)で現在地を知る事ができます。これは、人工衛星からの電波で位置を決定する測量技術の応用です。
 都市工学科では3年間を通じて、基礎から応用までさまざまな測量機器を用いて実習を行います。
 課題研究では、測量大会に出場して据え付けの速さと観測結果の精度の高さを競います。

<主な実習項目> 水準測量、角測量、トラバース測量、トータルステーションによる基準点測量および細部測量など
<主な課題研究項目> ものづくりコンテスト(測量部門)への参加、体育祭のトラック測設など

水理実習

 日本にはたくさんの河川が存在します。そこで、堤防やダムなどの治水施設で洪水から守っています。
 水理実習では水の特性を理解し、水災害から人命や資産を守るために必要な水についての知識を深めます。

<主な実習項目> 開水路の流速分布の測定、摩擦損失水頭の測定など
<主な課題研究項目> 開水路の流速分布、管水路実験、淀川の河川構造物の調査研究など

土質実習

 土を知るという事は、地面を知るという事。土(地盤)の上にも下にもたくさんの命が存在します。安全な社会に強固な地盤は必須です。
 土質実習では、安全な社会を目的として、土のフシギを学びます。

<主な実習項目> 土の含水比試験、土粒子の密度試験、土の締固め試験など
<主な課題研究項目> 地中透水模型の製作、土石流の発生条件および流れ方の研究

構造実習

 橋や高速道路は、どの程度のチカラが作用しているのかを計算してつくられており、常に目に見えないチカラに耐えています。
 構造実習ではハッキリとチカラを計算で導き出し、チカラが目に見える楽しさを学びます。
 また、課題研究では木材で好きなデザインの橋梁の模型をつくり、荷重に一定時間耐えるかを競う大会に参加し、入賞しています。

<主な実習項目> コンクリートの圧縮試験によるひずみの測定、梁ののたわみの測定による弾性理論の検証
<主な課題研究項目>  橋梁模型の製作および載荷試験、橋梁模型コンテストへの参加

材料実習

 コンクリートはセメント、水、骨材(石)からできており、化学反応によりセメントが固まるしくみです。
 材料実習では、セメントとコンクリートの不思議を学びます。
 また、課題研究ではさまざまな知識を活用してコンクリートカヌーをつくり、競技大会に参加しています。令和元年度に開催された大阪城コンクリートカヌー記念大会ではデザイン部門1位、競漕部門5位に入賞しました。

<主な実習項目> コンクリートのスランプ及び空気量試験、セメントの強さ試験など
<主な課題研究項目> コンクリートカヌーの製作・大会参加、ミニチュアテトラポッドの作製など

環境実習

 インフラ(社会基盤)の根幹である道路・鉄道・トンネル・公園・ダム・橋梁・港湾などは全て自然と密接な関係にあります。

 環境実習では環境への影響を常に考え、保全していく知識を学びます。
 また、課題研究ではビオトープ(生物が自然な状態で生息している空間)・外来種・騒音・水質・街路樹などを幅広く研究します。

<主な実習項目> 騒音測定、水質試験など
<主な課題研究項目> 酸性雨による被害、ビオトープと外来種、環境報告書など

情報実習

 現代社会においてコンピュータはどの仕事にも必要であり、使えて当たり前の時代です。
 都市工学科では、パソコンを使ったさまざまな実習を行っています。資格取得にもつながる表計算ソフトExcel・文章作成ソフトWord・プレゼンテーションを行うためのPowerPoint・設計製図を行うAutoCAD・道路景観シミュレーションソフトUC-win/Rord・プログラミング言語Basicなどを学びます。
 3年生の課題研究では、それらのツールを用いて都市計画のアイデア等のコンテストに参加しており、2019年度は九州産業大学プロジェクトコンテストにおいて、銅賞と奨励賞を受賞しています。

<主な実習項目> AutoCAD技術習得、3DCG基本操作習得、Excele Word Powerpoint技術習得
<主な課題研究項目> 3DCGソフトによる土木構造物作成、道路交通の渋滞緩和検証など