学校長より
学校長より
明治40年に設立し、今年で創立117年を迎える都島工業高校では、「大阪で最も長い歴史を有する実績ある工業高校として、社会の様々な情勢の変化に対応し、科学者・技術者として必要な力を身につけた、将来の大阪の産業界を牽引するリーダーを育成する。」というスクール・ミッションのもと、日々の教育活動を行っています。
また、これまで強固な礎を築いていただいた35,000名を超える卒業生の方々は、産業界をはじめ様々な分野で活躍され、産業社会の発展に大きく貢献しておられます。
さて、現在のこども達が成人し社会で活躍する頃には、わが国は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想されています。生産年齢人口の減少をはじめ、グローバル化の進展や技術革新によって社会構造は大きく変化し、予測が困難な時代になると言われています。
これからの時代は何が正解かわからない、一つの正解というものがない時代に突入していくでしょう。このような時代を生き抜くために、生徒の皆さんにおいては、日々の生活や授業で当たり前と思っていることにも、その前提を疑い、もっと違った答えや方法がないのかを常に考えて、頭のトレーニングをする必要があります。是非とも工業高校での学びを通じて、物事を多面的に考える「クリティカル・シンキング」の思考を身につけて欲しいと思っています。
ともに学び成長していきましょう。
令和6年4月1日
校長 大西 忠典