【2年生修学旅行 お礼(校長)】
校長です。
先ほど、3泊4日の修学旅行を無事終了することができました。
今回の修学旅行にあたって、学校での結団式や出発前の挨拶で、私からは「安全第一で、事故もなく全員無事に帰ってくるという当たり前のことができて、よい修学旅行と言えます。」「集団で動くのだから個人のわがままは表に出さないこと。」といったことを生徒たちに話をしました。
ところが、いざ修学旅行が始まると、そういった私の不安は一掃されました。生徒たちは私の想像を上回るくらい時間を守り、ルールを守ってくれました。
まずは、初日の民泊です。入村式の時に私から「もし、言うことを聞かない生徒がいたらあとで教えてください。」と言ったのですが、そんな心配は全く無用でした。2日目にほとんどの家族の方から、「ほんとに素直でいい子たちばかりでした。」、「本当の親戚みたいにかわいかった。」といったお褒めの言葉しかいただかず、「言うことを聞かない・・・」という言葉を発した自分を恥じました。
そして、3日目の体験学習・視察では、私自身これまで経験したことのないような複雑怪奇な班編成と多岐にわたる個々の行動パターンの中、生徒たちは自分たちで自身の行動をしっかり把握し自分自身で考えて行動することができ、トラブル一つなくメニューを完遂することができました。本部で様々な情報を入手しながら、生徒たちの逞しさにえらく感動しました。
また、本日(最終日)の鹿児島市内の班別自主研修でも、帰りの集合時間に遅れるような生徒は一人もおらず、ノンストレスで鹿児島中央駅への移動を始めることができました。あらためて本校生徒の意識の高さにびっくりするとともに、校長として誇らしい気持ちになりました。
生徒の皆さんは今はまだ、「修学旅行楽しかったなぁ。」「もう一度鹿児島に行きたいなぁ。」という気持ちでいると思います。でも、もっともっと時間がたてば、これだけの大集団の中でルールと規律を守り、自分たちで考え自主的に行動をできたという経験を懐かしく感じると思います。ぜひこの4日間で自分たちができたことを、自信をもって自分たちの糧にしてください。
保護者の皆さま、我々教職員、特に2年生の担任団は生徒たちにとって最高の修学旅行となるよう様々な計画を立てました。そして、生徒たちは見事にそれに応えてくれました。我々の想像以上に。ぜひ、お子さんから修学旅行の思い出話を聞いていただき、十分に褒めてあげてください。
そして、今回の修学旅行を実施するにあたり、少しでも多くの情報を知ってもらおうと、担任以外の付添い教員で「HP更新チーム」を結成し、可能な限り情報を発信してきました。いささかやりすぎの感もありましたが、お楽しみいただけたのではと思っています。スピード感を重視するあまり若干読みにくいものがあったことをお詫びいたします。
最後に、生徒の皆さん。修学旅行は終わりました。すでに述べましたが、よい修学旅行は皆さんの記憶に永遠に刻まれます。数年後、数十年後に今の仲間と集まって思い出話に花を咲かせてくれたらいいなと思っています。そして、来週からは切り替えて勉強や部活動に励みましょう。
最高の修学旅行でした。生徒の皆さん、ありがとう。
校長 大西忠典